米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年3月13日水曜日

日本再発見Goizueta in Japan!!


2年ぶりにGoizuetaJapanTripが復活いたしました。日本人在校生5名(二年生2名、一年生3名)のチームで半年間かけて準備を行いました。中国、インドの台頭におされ、日本のプレゼンスが低下している中、見事、学校審査、学生向けプレゼンテーションに成功。申込が殺到し、ウェイトリストが出る程の人気ぶりでした。最終的に引率教授、学校職員を含む37名で3月上旬に10日間のツアーを行いました。
先週のブログでもご紹介したとおり、Goizuetaでは2月下旬から3月中旬にかけての春休み期間に必修科目Mid Semester Moduleを設け、海外研修プログラムを提供しています。教授や外部団体が主催するプログラムが多い中、JapanTrip100%日本人学生で企画、運営しています。

JapanTripの目的は、米国人学生(もしくは他国の留学生)に日本のビジネス、文化を伝えることですが、限られた時間の中で最大限にStudy Hard, Play Hardするため、以下の点に敢えてフォーカスしました。
 まず、ビジネスについては、日本企業のグローバル戦略または外資企業の日本市場における戦略を学ぶことをテーマに、幅広く各産業のリーディングカンパニー6社へ訪問し、各社の戦略を伺い、意見交換を行いました。事前に日本市場を題材としたケーススタディを学習し、日本市場の特性を踏まえた上で訪問先企業の分析をグループごとに実施。各自が課題認識を整理し、ミーティングに臨みました。各社からはトップマネジメントとして経営を担われている方々、研究開発の最先端を担われている方々にご出席いただき、学生の想像を遥かに超えるまさに業界の最先端を行くお話を伺うことができました。感動のあまり、その場で先方に就活を始めるアメリカ人学生もいるほどでしたが、日本人の私自身も本当に心が揺さぶられることがあり、このトリップを企画して良かったと心底思いました。また、各企業の方々には、アメリカのMBA学生に世界で活躍する日本企業の姿をご披露していただき、本当に感謝しております。
 次に、文化については、東京、名古屋、京都、奈良、広島、大阪の名所、世界遺産、大相撲観戦、カラオケなど、24時間体力の許す限り回りました。皆、一様に日本の美しさ、歴史、新幹線等交通インフラの正確性、そして日本人の礼儀正しさ、ホスピタリティに感激していました。私も海外の人の目を通して、改めて日本の良さを再認識することがで、より一層、日本が好きになりました。食事については、しゃぶしゃぶ、すき焼き、櫃まぶし、焼肉、寿司、懐石、お好み焼き、釜飯、ラーメン、牡蠣等を回りました。総じて日本料理は美味しいと評判でしたが、一番人気はやはり、すき焼き、その次はラーメン、寿司、しゃぶしゃぶでした。番外編としては長野のおやきが一部の学生の間でヒットしてました。

私はJapanTripを通じてアメリカのMBA学生に日本を紹介することを留学期間中のテーマのひとつにしていましたが、今回、素晴らしい仲間と出会い、その目的が実現できて本当に幸せです。参加した全てのメンバーから日本人オーガナイザーに「ありがとう」の言葉を貰いましたが、特に最終日の打ち上げ後に 同級生のGregが「こんな素晴らしい旅は人生でもう二度と経験できないだろう」と言ってくれたことは忘れられません。今後、ゴイズエタに進学される方でご興味のある方には是非、今回のノウハウを引き継いでいきたいと思います。人生最高の旅をまた来年もやりましょう!
Class of 2014 G


最後に、ご多忙の中、私たちの訪問を快よく受け入れてくださった企業の皆様、トリップをサポートしていただいたアルムナイ、在校生の皆様、旅行代理店のTさんはじめJapanTripの運営に協力していただいた皆様、そして、引率を快く引き受けてくれたManish教授、JeffJapanTripを選んでくれたGoizueta仲間全員に、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。次回もよろしくお願いいたします!

Goizueta Japan Trip2013企画者一同