米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2019年11月24日日曜日

車のないアトランタ生活

  こんにちは、class of 2020 YKです。アトランタは11月に入り一段と朝晩冷えこむようになってきましたが日本はいかがでしょうか。現在MBA受験中の皆様は、各校の情報収集やエッセイ執筆等でお忙しいかと思いますが、体調管理には気をつけて頑張ってください。
 さて、アメリカは車社会と言われていますが、ここアトランタも例外ではなく、日常生活を送る上で自動車は欠かせない存在と言えるでしょう。実際に、日本人在校生のほぼ全員が自動車を購入またはリースしています。しかし、実のところ私は(諸手続きが面倒、自動車関係の費用が全て自己負担になる等の理由から)一年半自動車を持たないで生活をしています(妻と二人暮らし)。そこで今回は、「車のないアトランタ生活」が可能となった要因について私なりに整理してみたいと思います。

1.    (チャイルドシートの使用が義務付けられている)子どもがいないこと


 この点は一番欠かせない要因だと思います。お子さんを連れて後述の配車アプリを利用しようとしたところ乗車を拒否されたという例も聞いていますので、チャイルドシートが必要な子どもがいる場合は、同シートを設置した自動車がないと移動手段がかなり限定されてしまうかと思います。

2.    配車アプリ(UberLyftなど)の存在

 アメリカではUberLyftなどの配車アプリがかなり浸透しており、アトランタでもほぼ全ての地域で使用することができます。もともとタクシー対比低価格で利用できますが、①UberLyftの双方で料金を見積もり安い方を利用する、②(急いでいない場合は)他の同乗者とのライドシェアや数分の徒歩を許可するモードを選択する、③(急いでいない場合は)需要が集中し一時的に料金が高くなっている際に10分程度様子を置いてから再度見積もりをとる、④各種キャンペーン(100ドル分前払いすると5%オフ、オンライン決済アプリ「Venmo」で支払うと最大10ドルオフなど)を活用する、等を行うことで更にコストを抑えることが可能です。

私の例ですと、配車アプリに使う費用が通常月で100~150ドル程度(学校以外の外出が週2回程度)、旅行先等でやや長距離のサービスを利用した月は200~300ドル程度となっています。ご参考ですが、Lyftを利用する場合、デルタ航空のマイルアカウントと連動させることで乗車の都度マイルを貯めることが可能です。
 
3.    エモリーシャトルバスの存在

 エモリーシャトルバスはエモリー大学が運営している無料のシャトルバスで、大学を中心に20本程度の路線が運行されています。スマートフォンのアプリで運行状況をリアルタイムで確認できる点も有難いです。日本人在校生が多く居住しているアパートの側も通っているため、同シャトルバスを利用すれば無料で通学することができます。また、複数の路線を乗り継ぐとWhole Foods Walmart等のスーパーに行くことができますし、土曜日限定ですがLenox Squareというショッピングモールにも行くことができます。
 
4.    素敵な日本人在校生・同級生に恵まれていること

 上記に加え、多くの日本人在校生の方に買い物やレジャー、学校の帰り道等で車に載せて頂いており大変助かっています(Class of 2019 ~Class of 2021の皆さん改めて感謝申し上げます)。また、コアチームのメンバーや同じアパートに住むエモリーの同級生等も積極的に声がけをしてくれる等、温かいサポートに恵まれている点も欠かせない要因の一つです。

    これまで「車のないアトランタ生活」が可能となった要因を挙げましたが、やはり自動車がないと不便な点もあります。


一つ目は機動的な外出が困難な点です。例えば、配車アプリを利用した場合、目的地までの乗車中に気になるスポットを発見しても気軽に寄り道するということが難しくなります。また、少量の生活必需品を買いたいと思った際に(例えば、卵・牛乳だけ買いたい場合)、そのためだけに配車アプリ代を負担したり、バスを乗り継ぐというのは割に合わないため我慢してしまうのですが、このような場合は自動車があると大変便利です。余談ですが、以前は私の住んでいるアパートの隣にWhole Foodsがあったためこの点は問題なかったのですが、20194月に同店舗が移動してしまいこの問題が発生しました。

二つ目は、中距離の移動(車で13時間程度)の移動手段に困る点です。車で1時間以内であれば配車アプリ(配車アプリは車で1時間の距離を超えてくると割高に感じてきますし、受け入れてくれるドライバーもあまり多くありません)、車で3時間以上であれば飛行機を使えば良いのですが、その間の距離の交通手段が難しいところです。

三つ目は、ロードトリップができないという点です。車でのアメリカ横断やカナダまでの北上といったロードトリップを計画する場合はやはり自動車が欠かせません。また、フロリダへの旅行等のジョージア州近郊への旅行を柔軟に組むことができるというのも自動車を持っているメリットの一つだと思います(勿論飛行機でも行くことができますが、直前になると航空券価格が上がるため、それなりに早い段階でチケットを予約しておく必要があります)。
 
 以上、「車のないアトランタ生活」についてご紹介してきましたが、渡米後自動車を購入されるか悩んでいる方も少なくないかと思います。少しでもご参考になれば幸いです。
 
 キャンパスビジットや学校選び等に関してご質問やご相談等がありましたら、お気軽に以下のアドレスへご連絡下さい!また、20191215日午後11時(日本時間)より、日本人在校生によるWebinarを開催予定ですので、是非ご参加ください。

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