米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2019年12月12日木曜日

コア授業のカリキュラムについて


こんにちは。Class of 2021のMSです。多くの受験生の皆様にとっては、まさしく追い込みの時期。スコアメイク、エッセイ作成、インタビュー対策等々に苦心されておられることと思います。私も昨年の今の時期はいろいろとしんどかったですが、こちらに来てからの生活はとても充実していて、楽しいです。みなさまも、お体には気を付けて、ぜひ最後まで走り切ってください。

さて、本日Fall Semesterが終わりました。もう2年間のうちの1/4が過ぎてしまったことに愕然としますが、せっかくなのでFall Semesterのコアカリキュラムについて、ざっくりご紹介したいと思います。

Fall Semesterのコアカリキュラム


- 1年生のFall Semester(7月~12月)は、3ブロックに分けられ、上記の通りのカリキュラムで進みました。
- ご覧になってなんだこれ?思われるのはIMPACTかな、と思います。これは、ビジネス課題に対して、どのように解決策を提案するかというプロセスのHow Toを学ぶ授業で、Emory一押しの授業です。このブログの過去の投稿にも、詳細が書いてあったりしますので、ご興味がある方はぜひご参照いただければと思います。

c/o 2021 二年制の学生数
147名です。同ランク帯の学校と比べてだいぶ少ないんじゃないでしょうか。その分、生徒と教授の距離も近く、教授は生徒の名前をよく覚えてくれますし、山のように出される宿題も、教授によっては自ら採点し、個別にコメントしてくれたりと、スモールスクールのメリットを感じることができます。同期の日本人の中には授業とは別に個別にレッスンを受けている人もいました。生徒は3つのクラスに分けられますので、1クラスのサイズ感は50人と、大学というより高校などに近しいかもしれません。ちなみにInternationalは全生徒の約1/3います。韓国人、中国人、日本人の東アジア閥もおおよそ25人程度と多く、他の学校についてあまりよく知りませんが、USのMBAの中では意外と珍しいのではないのかなと思います。

チームワーク
コアカリキュラムの特徴は、5人一組のチームを組んで、いろいろな課題に取り組んでいくことです。Native 3人、International 2人という構成でチームが組まれることが多いです。宿題をこなすため、ほぼ毎日チームワークをすることになりますし、チームワーク課題は成績の大部分を占めますので、否が応でも運命共同体となります。うまくいかなくなるチームも出てきますが、それをどうにか乗り越える経験を積むことで、リーダーシップやTeam Dynamicsについて考える良い機会となります。

個人的な総括
久々の学生生活ということで、山のような宿題に忙殺されながらも、辛さよりも楽しさがだいぶ勝った6か月でした。何が良かったかといわれると、
-       学生という身分。Inputする機会が豊富に与えられ、またOutputに責任がないため気楽に色々なチャレンジができる。
-       アメリカ式?の教育方法。Inputだけでなく、プレゼンやケースディスカッションを通じてOutputをする機会が豊富にあるため、教わっただけでは気が付けない(分かった気になってしまう)部分の難しさや盲点を体感しやすいです。
-       日本人以外と、フラットな関係で何かに真面目に取り組む機会。仕事などで海外とやり取りする機会などはありましたが、答えが見えてない中で、フラットな関係性でよーいどんで取り組む機会というのは、とても新鮮です。共通認識がない中でいかに自分のValueを出していくか、とても真剣に考えることが出来ました。
-       ステレオタイプからの脱却。上記ともかぶりますが、フラットにコミュニケーションが取れる機会は、相手の素の部分が見えやすく、これまでアメリカ人、インド人、など一括りでもっていた固定概念が間違っていたことに気が付けます。
-       もちろん勉強内容も。体系立てて学ぶことができた貴重な機会でした。特に私はAccountingFinanceのバックグラウンドがない、珍しいタイプの日本人だったので、それら授業を通じての学びも多かったです。
さて、とりとめのない感じになってしまいましたが、みなさまにとって何かひとつでもTake Awayがあれば幸いです。


最後に告知になります。
別途Emory Goizuetaの日本人HPでも案内させていただいておりますが、今週末にWebinarを行う予定です。ぜひ参加してください!

・日時:12月15日(日) 11:00pm〜 (日本時間)​
 詳細はこちらよりご覧ください。