米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2009年10月5日月曜日

ソフトボール



 雨続きだった先週を境に朝晩がぐっと涼しくなり、いよいよアトランタにも秋到来といった風情が感じられる毎日です。秋と言えば、スポーツ、と言う事で、昨日、大学内にあるグラウンドを使って、ビジネススクールの有志でソフトボールをしました。参加したのは学生の奥様方を含めて、総勢20名。出身国を列挙すると、アメリカ、メキシコ、プエルトリコ、セルビア、インド、日本、と、少し大袈裟に言えば、ビジネススクールが掲げる基本理念の一つである「多様性(Diversity)」がフィールド上に、具現化された状況でした。

 多くの参加者が、ソフトボール未経験と言う事もあり、当初は試合そのものが成立するのだろうか、と危惧しましたが、そこは皆さん、サッカー、クリケット等といった他のスポーツに以前、勤しんでいた事もあり、スポーツの違いこそあれ、すぐにソフトボール特有の動作にも慣れているようでした。回が進むにつれて、打撃・守備共に好プレーが随所に出て、大変盛り上がった試合となりました。

 私はスポーツをするのも見るのも大好きですが、スポーツの醍醐味は、勝負を争うゲーム性もさることながら、普段の生活では分かりづらい仲間の違った一面を垣間見る楽しさも大きな要素の一つとして挙げられると思います。昨日で言えば、いつも笑顔を絶やさない人が三振をして苦悶の表情を浮かべたり、いつも冷静沈着な人が出塁しようと、なりふり構わず、女性投手に対して、セーフティーバントを試みる場面に遭遇しましたが、単純な点取りゲームとは言え、性格をも変貌させるスポーツってやっぱり面白いな、と深く感じ入りました。

 予習・復習、そして課題提出に向けたチームメイトとのミーティングで、自分の時間はおろか充分な睡眠時間の確保さえも難しい日々を送っていますが、今後も、機会を見つけては、みんなとわいわいと、スポーツをする事ができれば、と思います。歳も30半ばですので、少し気恥ずかしいですが、昨日は本当に、10代の頃のような「仲間っていいものだな」と少し青臭い気持ちを守備位置のセンターから感じさせてもらいました。みんな、本当に有難うございました。