米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2010年11月15日月曜日
ゲストスピーカー三昧
アトランタも日に日に寒くなってきました。つい先日までTシャツ一枚でも暑いと感じていたのですが。。。それと共に風邪をひいている人も目立ってきました。アメリカ人の同級生は、夏はクーラーで激寒の教室をTシャツ短パンで平気そうにしているのに、冬の到来と感じたら必要以上に厚着をしていたりして見ていて面白いです(彼らも時節を大切にしているんでしょうか?)。あ、もちろん真冬でもTシャツで頑張っている、小学校の頃にたまに見かけた子のようなクラスメートもボチボチいたりしますが。。。
まあ、そんなことはさておき、先週は私にとって”ゲストスピーカー”ウィークでした。一週間で4件。ゴイズエタには頻繁にゲストスピーカーが訪れていまして、授業以外のものも含めると少なくとも隔週ぐらいでは参加機会があるのではないかと思いますが、一週間で4件も参加したのは恐らく初めてだと思います。そこで今回は、年に2度3度の大物ゲスト(ダライラマ、カーター大統領、ムハマドユヌス氏など)は置いておいて、日頃の授業におけるゲストスピーカーはどういった方が来られるのか、私の先週の例を簡単に紹介したいと思います。
Sales & Business Development(選択授業)
P&G、コカコーラとブランドマーケティングを経験され、現在はチバビジョンでグローバルブランドマネジメントのシニアディレクターをされている女性のインクラススピーチでした。過去10年のブランドマネジメントのトレンドの移り変わりと、ソーシャルメディア等の普及が著しい昨今においてのブランドマーケティングのあり方について示唆に富んだ内容でした。
Operation Strategy(選択授業)
ヨーロッパ最大級のIT企業であり世界各国で事業展開しているCapgeminiのプリンシパルコンサルタントの男性。彼は豊富なオフショアリング、アウトソーシングのコンサルティング経験を元に、オフショアリングのWhy, What, Whom, Where, How及び現在のトレンドなど、具体例を織り交ぜながら鋭く分析していました。(例えば、オフショア先の決定要因、地理的リスクやポリティカルリスクをどう取るのか、事業のポートフォリオ分析をどのように行うのか、オフショア先とのコミュニケーション方法は、などなど。)今一度オフショアリングの功と罪を見直し、局所的ではない、包括的な戦略のもとで判断を下す必要性を感じたよい機会でした。
Social Media and Virtual Communities(選択授業)
グループワークとしてアトランタに本社を置く大手メディアであるCox Mediaの次世代マーケティング戦略を提案するという課題に基づき、同社の事務所を訪問し、マーケティングを担当されている方から直接現状に関するお話を聞くことができました。
Leadership Development(2年次コア)
この日がベテランズ・デー(退役軍人の日)ということもあり、US Militaryの南部司令官(ミリタリーでは凄く偉い人らしいです)であり、Haitiの震災復旧支援で陣頭指揮を執っているKeen氏を招待し、彼の活動内容やリーダーシップ論について語っていただきました。まさかビジネススクールで軍隊のトップのお話が聞けるとは思っていなかったので、大変貴重な経験になりました。ちなみに、Keenという名前のミリタリー出身のクラスメートがいたなぁと思ったら何と彼の次男坊だそうです。
これらは、私が現在とっている科目の一例なので、他にも多種多様なゲストスピーカーがいらっしゃいます。どなたもビジネススクールの外では簡単にはお話を聞けないであろう人ばかり。 改めて恵まれた環境にいることを自覚しました。