先日、学校で「Beer Game」なるものをやってきました。
勝った人はビールが飲み放題!…ってわけではなくって、オペレーションの授業です
1チーム4人で「生産者→卸業者1→卸業者2→小売業者」のサプライチェーンを体験
小売業者が卸業者2に注文を出し、卸業者2が卸業者1に注文を…。その注文に基づいて、生産者→卸売業者2→・・・と、ビールに見立てた1セントコインを動かしていく。
…というだけの、ごく単純なゲームなんですけど、予想外に最適な結果には終わらず、興味深かったです
というのも、マーケットの需要動向を知ることができるのは「小売業者」のみ。そして、チーム内では「注文」を通してのみしかコミュニケーションができないので、「小売業者」からの情報が「生産者」まで伝わるには時間がかかるし、「生産者」から「小売業者」までビールが届くのも時間がかかる
それぞれがたっぷり在庫を持っていれば急な受注増にもすぐに対応できますが、在庫=コストなので各自が自分の在庫を最小限に抑えようとする。でも、在庫不足で受注に対応できないと余計なコストが発生するんだけど…
そんなこんなで、結局サプライチェーン全体としては最適化されてなかったりするんですね~。
ゲームの説明を聞いた時点で種も仕掛けもわかったつもりだったのに、いざやってみると上手くいかなくて…、ホント興味深かったです。
それに、大の大人が揃ってワイワイ騒ぎながら、1セントコインを一生懸命動かしている光景はちょっと笑えました
2012 F美