鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。
げにわれは うらぶれて ここかしこ さだめなく とび散らふ 落葉かな。
ポール・ヴェルレーヌ 上田敏訳
コマンタレブ。
パリの街には秋風が吹き始め、仕立ての良い革ジャンや小粋なトレンチコートに身を包むパリジャン、パリジェンヌも増えてきました。
さすがに街角でヰ゛オロン(=バイオリン)の音は聞こえてきませんが、ヴェルレーヌが身に染みる季節です。
Emoryのブログに訳分かんないこと書いてんじゃねーよ という声が聞こえて来そうですが・・・
私は今 パリにいます。Class of 2013のKoです。
秋学期真っ盛りのこの時期になぜ私がパリにいるかと言うと、ゴイズエタビジネススクールの交換留学制度を使って、フランスのビジネススクール(HEC Paris)にセメスター留学しているからです。
ゴイズエタのセメスター留学とは・・・
・二年生の秋学期(9月~12月)又は春学期(1月~5月)の時期を使って、一学期間 米国外の提携校に留学
・提携校は、欧州(フランス・スペイン・イタリア・イギリス他)・アジア(中国・シンガポール・韓国他)・南米(ブラジル・チリ他)・中東・アフリカと、世界各国に亘る
・留学中の学費は、Emory同等。つまり、留学に関わる追加学費は不要
詳細はこちら。
なお、ゴイズエタには夏期交換留学制度もあり、夏休みの間、数週間~1か月程度の短期間 米国外で学ぶこともできます。
事例はこちら。
私はEmoryに来る前は、製造業でグローバルビジネスの戦略企画をしていました。8年間の会社人生のうち6年近くは欧州・米国ビジネスをメインで担当していたので、その延長としてMBA受験時には、米国・欧州双方のビジネス手法をより深く学べる大学を探し、受験しました。当時からEmoryのセメスター留学を視野に入れていました。
私が入社して間もない頃、当時の上司は、欧州に工場をつくると言ってスロバキアやルーマニア、ポーランドを梯子して現地調査を行い、現地の経済担当大臣と交渉してインセンティブを引き出し、その帰り道でハンガリーやタイの工場に寄って現地のオペレーションをチェックし、ついでにアメリカに寄って現地法人の経営計画をディスカッション・・・、なんてことを普通にやっていました
当時は、世界中 旅して何か大変そうだな~、と他人事のように考えていましたが、今になってよく考えてみると、MBAホルダーに期待される仕事って、まさにこんな感じの仕事じゃないでしょうか
ということで、私は個人的には、アメリカで勉強するだけではグローバルなビジネスパーソンになるには少し弱いのかなー、と感じています。欧州も知り、アジアも知り、南米も知り、アフリカも知るべきでしょう!と勝手に思ってます。
それには住んでみるのが一番、ということで、とりあえず欧州を知るために、今パリにいます
パリの生活は、アトランタ生活に負けず劣らず充実しています。
私は文学部出身で、ビジネススクールで教科書として指定される小難しいビジネス書を読むよりも、公園でのんびり文学書とか哲学書とか読んでいる方が好きなタイプ なので、文化と歴史に溢れるパリの環境はたまりません。例えば・・・
携帯を買いに行ったらふと目の前に凱旋門があったり、
学校に行く途中の駅で何と無く目線を上げるとエッフェル塔が見えたり、
勉強の合間にふらっと散歩に出て、ボードレールやサルトル、セルジュ・ゲンスブールが眠るモンパルナス墓地を訪れてみたり、
かつてショパンが住んでいたヴァンドーム広場(今は高級宝飾店街)で腕時計を物色したり(買えないけど )、
日本やアメリカとは全く違う生活が、ここにはあります。
こんなに素晴らしい機会を与えてくれるゴイズエタビジネススクールのセメスター留学、これからMBA入学を控える皆さんも、ぜひ考えてみませんか?
Emoryの充実した留学制度は、きっとあなたのキャリアにも人生観にも、ポジティブな影響を与えてくれるはずです
Ko
Class of 2013