米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年8月19日月曜日

本コース開始!

Class of 2015のヤッシーです、こんにちは!
6月下旬に渡米してから8月上旬までPreMBA、オリエンテーション等に参加していましたが、ついに本コースが8/12より開始しました。1年生始めの秋学期は3ブロックにわかれており、ブロック1の現在の科目は以下の五科目(1コマ90分)です。
月・水・金 : Marketing Management, Managerial Finance, Economic Analysis for Managers

火・木       Data & Decision Analytics, Management Practice
PreMBAコースの時から英語がわからず苦戦を強いられていた私は、本コースはさらに英語も早いし、授業はなじみのない話だし、宿題も多いしで早くもフル稼働状態を強いられています。といっても、内容はまだ序盤なので、遅れを取らないよう日本人の長所である勤勉さ(?)を発揮して食らいついていきたいと思います。
ちなみに私はずっと技術畑で、6割以上の会社人生は現場を汗だくになって走り回る日々だったため、そもそも「バランスシート」とか「マーケティング」とか恥ずかしながらピンと来ておらず、むしろMBAの科目は、ある意味アレルギーがある程でした。でもこの1週間、色んな国の仲間が集まる環境で新しく学ぶという体験ができ、予想以上に刺激的な毎日を送っています。
また、上記の科目の他に、就職活動支援科目が多く用意されています。インターンシップ獲得に向けた履歴書作成等から始まっており、企業派遣の学生には関係ないものの、アメリカでの就職活動事情と、その勘どころを知ることができる、非常に参考になる授業でした。
このように授業を過ごす中で、特に興味深かったことは「Class Participation」です。すべての授業で「Class Participation」、すなわちクラスにどれだけ貢献したか、ということが成績に含まれています。受動的な授業の多い日本で過ごした大多数の日本人には、授業で貢献って?となってしまうと思いますが、出席するのはもちろんのこと、授業中に議論を盛り上げる発言をしているかどうかが観点となっています。最初はかなり戸惑っていましたが、授業は周囲と意見を交換し合いながら学んでいく、ある意味「会議」のような場だとわかりました。まだ私自身の「Class Participation」は十分ではないと思っていますが、考えをしっかりと練り、機を見て発信していきたいと思います。
その他、グループミーティングも始まりました。51組のグループに分かれ、課題等に取り組んでいくのですが、グループのメンバーはみんな基礎的な知識も違えば学習スタイルや生活スタイルも違うため、色んな調整やコミュニケーションが必要です。課題自体は今のところ各自で何とか片づけられそうなものが多いのですが、スケジュール調整や認識合わせといった基本的なところから、考えの異なるメンバーをどう説得するか等、課題を解くこと以外に苦労する点はたくさんあります。そういった観点から、私は色々と提案するよう心がけているのですが、メンバーは下手な英語でもしっかり意味を取ろうとしてくれるものの、意図が伝わらず簡単に却下されたりします。日本は間接的な表現でのやり取りの多い文化ですので、ストレートに伝える必要がある環境とのギャップから最初はよく心が折れましたが、自分の考えをきっちり理解してもらうためのコミュニケーション力の基礎を磨いていける良い機会だ!と前向きにとらえ、色々提案していきたいと思っています。
この一週間を通じて、これまでのキャリアによる経験や知識といった強みが全く武器にならないことを痛感しました。けれども、だからこそ海外留学で基本的な能力(コミュニケーション力、課題達成力、発言力等)を磨き上げることができるのでは、と改めて思いました。中々一筋縄では行かない日々を過ごすことになりそうですが、精一杯頑張ってひと回り成長していきたいと思います!

Class of 2015 ヤッシー