米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2015年8月3日月曜日

夏休み -ケルン大学への短期留学-

Class of 2016のSAMです。こんにちは。

社費留学生である私は夏休みにインターンシップをしていないため、ゴイズエタの交換留学プログラムを利用して6月の1か月間、ケルン大学(ドイツ)のCISP(Cologne Intensive Study Program)に参加してきました。アメリカとは一味違ったプログラム、またヨーロッパの文化・生を体験することができ、非常に有意義な1か月となりました。

1.学問を楽しむ
今回のプログラムはIntercultural Management、The Euro & European Monetary Policy、European Leadership in Practiceの3つの科目をそれぞれ1週間~1週間半学習していくという構成でした。アメリカとは違った視点を学べたり、またゴイズエタでは履修していないような授業を受講できたりと有益な学びの時間となりました。

a.Intercultural Management
4-Dモデルというフレームワークを用いて各国の文化的な違いを理解し上手く組織運営をするための手法を学びました。

b.The Euro & European Monetary Policy
EUの成立までの流れやEU・ユーロの意義、また現在のEUの金融政策運営について初歩的なマクロ経済学理論も踏まえつつ学びました。また、最終日にはフランクフルトへ行きドイツ中央銀行でレクチャーを聞いたり、ECBやフランクフルト証券取引所等を回るツアーが行われました。
おなじみの旧ECBビル前

フランクフルト証券取引所前のBullとBear


c.European Leadership in Practice
企業を効率よく運営するために如何に組織を作り上げるのか、また如何にリーダーシップを発揮していくのかということを具体的なロールプレイやゲストスピーカーによる実例を交えて学びました。


2.ドイツの文化を楽しむ
プログラム参加者は12名と少数で人種も日本、韓国、アメリカ、イスラエル、カナダ、アルゼンチンと欧州からの参加者はいないという状況でした。
しかし、ケルン大学にはバディシステムというものがあり留学生一人一人に対してケルン大学のドイツ人学生がアサインされて生活のサポートを行うという制度がありました。このようなシステムは形骸化しがちかと思いますが、ドイツ人の国民性なのか、このバディプログラムでアサインされた学生は本気で我々をサポートしよう、楽しませようという気概にあふれており、非常に良い交流ができるとともにドイツ人学生の普段の暮らしぶりというものも垣間見ることができました。
また、私個人としてはドイツ人家族の1室を借りるという半ばホームステイのような形で1か月を過ごしていたため、ドイツ人家庭の生活というものを間近に感じることができました。

ケルン中央駅前にそびえ立つケルン大聖堂



3.週末を楽しむ
プログラム自体は平日は朝から夕方まで授業があるものの、週末は完全に自由な時間を過ごすことができました。私はアムステルダム、パリ等に週末を利用して小旅行し、それぞれ欧州の違う文化を楽しんできました。また、最終週の週末にはケルン大学のプログラムオフィス職員が主催したボンへの小旅行に参加し、地元民ならではのスポットに訪れたり、ドイツの戦後の歴史を学んだりと有意義な時間を過ごすことができました。

ドイツで人気のスパゲッティ・アイス


4.さらに欧州を楽しむ・・・??
以前Kokoroがこちらの記事でも紹介してますが、ゴイズエタにはこれ以外にも様々な夏休みを留学した短期留学プログラムがあり、基本的には制限なくいくらでも参加できます。また、国際経験をさらに深めるという意味ではセメスター留学の機会も豊富にあり、アメリカでもそれ以外の国でも学びたいという方には魅力的なオプションが提供されています。