米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2016年9月19日月曜日

Goizueta Leadership Coaching Fellows Programについて

Two-Year-Program 1年生のIchiです。

MBAでは、チームワークやケースディスカッションに代表される学生同士の学びの機会が特徴ですが、Emory Goizueta Business schoolにはGoizueta Leadership Coaching Fellows Programという科目があります。

これは2年生が1年生のチームに対してチーム運営に関するFeedbackを与えるというものです。(なお、その2年生の様子はExecutive Coachによって観察されて、2年生はExecutive CoachからFeedbackを受けます。)

当該Programは2年生のための科目ですが、本稿では1年生の立場で参加して学んだことを紹介します。

私のチームの担当となった2年生は、私たちのチームディスカッションの様子を観察した上で、「各人は他のメンバーから何を期待されていると予想するのか」「また他のチームメンバーに何を期待しているのか」「各人にとって最も重要なことは何か」「各人がフラストレーションを感じるのは何か」について意見を出し合い、整理するように促しました。

私のチームは、米国人男性3名、インド人男性1名、米国人女性1名と日本人1名の6名ですが、これまでチームディスカッションの際に生じた考え方や伝え方の違いは、一概に国籍や性別、職業経験に起因するものではなく、2年生から整理するように指導を受けた4点も要因となっていることが確認できました。このような方法で、各自の立場を明確にすれば互いへの理解が深まり、他者の意見を尊重しやすくなります。

特に「互いに何を期待するのか」を明確にすることで、余計な期待を持つことがなくなり、無駄な衝突を避けることができます。そして、チームワークに直接的な関係性をもたない事柄(就職活動の進捗や、家族の変化など)も少なからず他者への期待に影響することが分かりました。定期的に互いの立場を言語化して、認識することの必要性を学びました。

また、議論の中では自然とこれまでの貢献を認め合い、謝辞を伝えあう場面もありました。短期的な振り返りの機会にもなり、チームの形を整えることにつながっています。

このように同級生だけではなく、第三者である2年生から学ぶことは、1年生のチームにとって刺激的な機会になります。今後は、2年生から個人単位でFeedbackを受けて、チームワークのさらなるレベルアップが望まれます。

上記以外にも工夫を凝らしたProgramがあります。学校選びの参考にしていただければ幸いです。Goizueta Business Schoolに興味のある方はお気軽に以下のアドレスへご連絡下さい!

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また、10月5日 (水)にアゴス・ジャパン渋谷校にて開催されるGoizueta Business Schoolの学校説明会にもぜひお越しください。