米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2018年2月26日月曜日

選択科目(ファイナンス系)の紹介

こんにちは、Class of 2019HHです。

1月中頃から始まった春学期ですが、早速来週から休みに入ります。
といっても、完全な休みではなく、Mid semester moduleという2週間程度の海外研修プログラムがあります。毎年、複数のプログラムがあり、今年は、ブラジル、ニカラグア・エルサルバドル、デンマーク・オランダ、シンガポール・アメリカ西海岸、UAE・イスラエルから選べます。…が、自分はキャンパスでの特別講義に参加することにしたため、具体的な内容は別の方にお譲りしたいと思います。

ちなみに冬休みはロマサガ2をクリアしたので、今回はロマサガ3を、と思っていましたが、まだリメイク版は発売されていません。非常に待ち遠しいですね。

さて、今回は自分の春学期の履修科目を簡単に紹介させていただきます。

Managerial accounting
管理会計のクラスです。これまでのところ、間接費の割当て方法についての考察、それを受けての経営判断等を学んでいます。ケースに基づくクラス運営ですので、事前準備が相応に必要になります。理論的なところはわかったつもりでも、ケースを解こうとするとかなり難解であり、実際のビジネスの場で生かすためには、まだまだ勉強しないといけないなと思っているところです。
教授は若く精力的な方で、受講生からもかなり好評のクラスです。今後はグループ課題があり、自分はアメリカ人、中国人、日本人の混成チームで取り組む予定です。

Financial statement analysis
公表された財務諸表(10-K等)が、会社の「実体」を表しているのか、実際の企業のケースを通じてその検証の仕方を学ぶクラスです。ケースはいずれも極端(その後経営破綻した会社など)な事例であり、類似のことはあまり起きないと教授も言っていますが、財務分析の着眼点を学ぶという意味ではとても有意義かつわかりやすいです。後半では、ただの分析に留まらず、会社のバリュエーションを行う予定となっています。こちらもチーム課題があり、カナダ人、韓国人、日本人のチームで取り組んでいます。
教授は、見た目は神経質そうですが、毎回今からジョークを言うと宣言してからジョークを言うお茶目な方です。残念ながらリスニング能力・文化的な理解の問題でイマイチ理解できていませんが、アメリカ人のクラスメートに聞いたら「とても面白い、わからないなんて可哀そう」とのことでした。

Project finance
GBSの名物教授の1人、Raymond Hill教授による授業です。教授がインベストメントバンカー/企業のCFO時代に経験したディールを題材に使いつつ、プロジェクトファイナンスについて、ファイナンス理論だけでなく契約書の内容まで広く教えてくれます。朝イチのクラスですが、コールドコールを多用する教授なので、毎回緊張感を持って臨んでいます。
後半は、チーム(これは日本人でチームを組みました)で過去の事例を紹介するプレゼンテーションを行うほか、多くの実務家によるゲストレクチャーが予定されています。今回自分が履修した中では一番負荷が重いです。

International finance
為替、先物取引…と、複数通貨が絡む取引に関して幅広く学ぶクラスです。初歩的な内容から始まるため、バックグラウンドの有無を問わず取っつきやすい印象です。(もちろんずっと簡単なわけではなく、だんだん難しくなってきています。)
教授は、非常に穏やかに授業を進め、学生からの質問があるととても嬉しそうに解説しています。午後イチの授業ということもあり、なんだかほのぼのとした雰囲気です。そして、Internationalだけあって、履修者の構成もInternational studentの割合が他よりも高いです。

他にも、Private equityInvestment bankingEntrepreneurshipなどファイナンス系で興味のある科目はあったのですが、時間割の都合などにより、次学期以降に履修予定です。

この他、全員が受講する必要があるIMPACT360(実際のクライアントを相手としたコンサルプロジェクト)、LEILeadership & emotional intelligence:リーダーのあり方について議論するクラス)も受講しています。

概して、Coreの必修科目に比べて難化しているとの印象です。その分学べることが多いとポジティブにとらえていますが、予習復習が思ったより大変でもあります。
ただ、教授はみなさん揃ってとても親切です。授業中、後の質問、メールでの問い合わせにも丁寧かつ速やかに対応してくれますので、消化不良を起こさずに学べています。(特に、レスポンスの速さはスモールスクールの良さなのかなと思っています。)

選択科目では、在校生が関心分野に応じて様々な科目を履修しています。ブログをお読みになって、こういう分野に興味があるけどどんなクラスがあるの?といった疑問をお持ちになりましたら、後掲の日本人会メーリングリストまでお気軽にお問い合わせください。

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最後に、最近はキャンパスビジットのご連絡をいただくことが増えました。ビジットに際して在校生との面談や住居見学を希望される場合は、以下の情報を付記してご連絡をもらえると、対応者の調整などがスムーズに進みます。ご協力を宜しくお願いします。
<キャンパスビジットについて(過去ブログ)>
http://goizueta-japan.blogspot.com/2017/11/blog-post_30.html

<ご連絡を頂く際に付記いただきたい情報>
・出身業界
・興味のあるプログラム(1-Year or 2-Year)、授業など
・面談を希望する在校生のバックグラウンド(ファイナンス、コンサルなど)
・渡米後の生活環境(家族帯同/単身など)

<連絡先>
goizueta_jp_studentgooglegroups.com