学生の皆様、受験準備お疲れ様です。Class of 2020のSSと申します。今回のブログでは、2月下旬から今週にかけて行われていたGBSの重要なプログラムの一つであるMid Semester
Module(通称”MSM”)というものを紹介したいと思います。
Mid Semester Moduleとは
MSMとは1年生と2年生のSpring Break期間中に行われる、単位が与えられるプログラムの総称です。MBAの学生は海外へのスタディトリップか、アトランタ(オンキャンパス)での集中授業、どちらかへの参加が求められています。海外へのスタディトリップについては主に学生の①ビジネスの視野を広げること②異文化・多様性に対する理解の向上を目的としており、教授1名/国が同行のもとで各国を代表するような企業・団体、あるいはスタートアップを訪問し経営戦略等についてヒアリングを行ったり、名所旧跡を訪問したりします。トリップに参加する学生は出発する約1月前から毎週1回集まり、教授や旅行業者からブリーフィングを受け出発に向けた準備を進めます。トリップの期間は国によって多少異なりますが2~3週間程度、参加人数は1トリップあたり25-40人程度です。今年は中国、インド、南アフリカ、日本へのトリップがアレンジされました。
南アフリカ
私はGBSに留学する以前に出張や旅行などで中国・インドに訪問したことがあったこと、個人的にはなかなか行きづらい(アメリカからも日本からも遠い)ところに行きたかったこと、といった観点から南アを選択しました。今回私が参加した南アフリカの予定はざっとあげると以下のようなものでしたが、南アフリカの社会、経済、文化を語る上で重要な地域・場所を多く訪問することが出来ました。
ü 2月27日~3月3日 @Cape Town
現地ベンチャーキャピタルファンド、サステナブルビジネス関連のコンサルティングファーム等への企業訪問のほか、Khayelitshaという貧困地域での子供たちと触れ合いや、アパルトヘイトと戦い続けたネルソン・マンデラ元大統領が政治犯として長期に渡り投獄されていたRobben Islandへの訪問など。
Khayelitsha地区① |
Khayelitsha地区② |
Robben Island: 政治犯が収容されていた刑務所のひとつ |
ü 3月3日~3月11日 @Johannesburg,
Pretoria
同国の主要産業である鉱業関連の企業を訪問し、同国・同業界の歴史や特有のリスク等をヒアリング。UNAIDsでは南アフリカにおけるHIV/AIDS問題の深刻さと民間企業が果たせる役割について議論。Sowetoという貧困都市を訪問した際には彼らが住む家のペンキ塗りを手伝ったり、子供たちの英語の勉強を手伝ったりしました。また、トリップの最後の3日間はPilanesberg
National Parkでゲームドライブとよばれるサファリツアーを楽しみました。
Pilanesberg National Park: 圧巻の大自然 |
Pilanesberg National Park: White Rhinos |
所感
南ア以外のMSMについては参加していないので分かりませんが、現地の経済・社会・文化がバランスよく理解できる非常によく練られたプログラムであると感じました。なかでも、個人的にはなかなか行き辛い貧困地域を訪問し現地の同世代の方々や子供たちと触れ合い、彼らの夢・目標を聞けたことは、改めて自分が今後社会にどのような貢献をすべきなのかを考えされられる貴重な機会となりました。その他にも、普段学校であまり顔を合わせない学生(2年生や1-Year MBAの学生、学校職員など)と2週間という濃密な時間を過ごせたこと、MSM中に誕生日を迎えた同級生を皆で盛大にお祝いできたのも非常にいい思い出になりました。また、トリップの最後には、次年度以降のMSMをよりよくする為にどんな工夫が参加者・企画者の双方に必要なのか、建設的な議論がなされたのもGBSの文化の一つである協調性を表していた、いいシーンだと感じました。
なお参考までですが、MSMは基本的にGBSのMBA Office、教授、旅行代理店が中心となって計画されますが、日本行きMSMについてのみ例年日本人学生が主催することになっており、企画設計から上述したような参加者への事前ブリーフィング、MSM当日の引率など、日本人学生のリーダーシップ発揮の場/GBS
Communityへの貢献の場ともなっています。(Japan MSMは例年学生のなかで一番人気のようです!)
以上、MSMについて記載させて頂きましたが、受験生の皆様におかれましてはいよいよ受験生活も佳境かと思いますので、体に気を付けて最後までがんばってください!
MSMに限らず出願やキャンパスビジットにあたり、ご不明な点がありましたら以下にご連絡ください。
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