米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2025年8月31日日曜日

マーケティングでHi five moment!

■告知
9/27(土)11:00~、受験生向けの個別ウェビナー を実施予定です。詳細はこちらのブログ記事から!

■本題
こんにちは、CO27のTSです。秋学期が始まり、ブログのネタ選びに事欠かないくらい毎日いろいろなことが起きています。そんな中、今回は秋学期のトップバッターとなったマーケティング授業を紹介していきます。

この授業を担当するのはコカ・コーラなどで戦略を手がけた実務家のオマール教授で、彼の授業はとにかくエナジー全開です。

授業初日、私は「発言が多く、素早い環境でやっていけるか」と不安でした。すると初日の授業開始直後に「T!(名前)なんでマーケティングにストラテジーが必要なんだい!?」と突然の指名。いわゆるコールドコールです。

これに対する私の答えは微妙でしたが、教授は「That makes a lot of sense!!」と全力肯定。そのおかげで気持ちが軽くなり、これ以降は発言に対するハードルが下がったように思います。今思うと、留学生の私の心中を察しての行動だったかも知れません。

マーケ授業の様子、中央がオマール教授

彼の授業は一方的に理論を教えるのではなく、実務経験をもとに議論を交えるスタイル。私がイメージしていた「海外MBAらしさ」を実感しました。テンポ重視で挙手が絶えず、途切れれば指名。どんな意見も肯定され、良い答えには「Hi five moment! 」とハイタッチまで求められます。

続いて、授業の評価で大きな比重を占めるチームプロジェクトでは、企業を選び、学んだフレームワークを使ってマーケティング施策を立案、授業内でクラスに施策を提案します。私たちはハーレーダビッドソンをテーマに選びました。

発表までは2週間弱という短期間でしたが、机上での検討にとどまらず、多角的に準備を進めました。合間を縫って訪れたディーラーで印象的だったのは、強面のアニキ達...ではなく、従業員のブランド愛と製品への知識です。「愛好家には徹底的にカスタマイズ、初めての人にはブランドの魅力だけでなく免許取得までサポートする。そうして皆のハーレー体験を作りたい」というセールスパーソンの熱意に満ちた店内は、まさに授業で説明された、理想的なカスタマージャーニーそのものに思えました。

ディーラー訪問、私も頑張って質問しています

全チームが授業で発表を終えると、振り返りにクラスメイトが「印象に残った発表」を挙げる場面がありました。私たちのチームは多くの人に良い発表だと言ってもらい、投票では僅差の2位に。トップチームには教授の著書が贈られました(笑)。いずれにせよ、今回のハーレーのディーラー訪問のように、こうした現場をすぐ体験できるのは、企業や市場が身近にあるアトランタで学ぶ一つのメリットだと感じます。

初めてのコアチームでの課題を良い結果で終えられたことは自信になった一方で、「次はチームの成果に、より明確に貢献したい」という思いも強まりました。MBA生活はまだ始まったばかりです!

CO27 TS

受験生の皆さんへ

GBSのプログラム、学校生活やアトランタ生活についての質問があれば、在校生がいつでもお答えします。お気軽にご連絡ください。

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2025年8月25日月曜日

キャンパス外での集中講義

こんにちは! C/O 26 の MT です。

本日のブログでは、春休みに受講した集中講義 「Strategically Managing Health Care Policy」 についてご紹介したいと思います。


本授業はワシントンD.C.で開講されており、Goizuetaの学生だけでなく、UT Austin、Indiana University、Howard University、Florida Universityなど、他校のMBA・MD・MPHプログラムの学生と一緒に学びました。丸一日講義の日もあれば、国会議事堂の見学や政府機関訪問といったエクスカーションも組み込まれている日があったりと、学びと実体験がある濃密なプログラムです。

授業は政府機関での実務経験を持つ方々によるリレー形式スタイルで、以下のような幅広いテーマを取り扱いました。

  • 連邦政府における政策決定プロセス

  • 政策がビジネスに与える影響

  • 民間企業・患者団体・学術機関によるアドボカシー活動の実態

  • テクノロジーやイノベーションに関連する規制動向

  • 米国医療費高騰の背景と政策的課題


元FDA長官特別補佐官や、Cemter for Medicine &Medicaid Services(メディケア・メディケイドの管轄部門)、Office of Management and Budget(ホワイトハウスの予算管理部門)・議会スタッフ経験者など、政策の最前線でキャリアを積んだ講師陣のから直接学ぶことができました。メディアや教科書では得られない現場の視点や裏側での実際のプロセスに触れられるのは、このプログラムならではの醍醐味でした。


最も印象的だったのは、「米国ではデータよりも人が制度を動かす」ということ。もちろんデータやエビデンスは重要ですが、それ以上に、共感を生む語りや、長期的な信頼関係の構築といった人間的要素が制度を変えていく力になるのだと実感しました。また、政権交代による制度設計の不確実性や、ロビー活動・アドボカシーの実態、医療費高騰の構造的要因など、普段ニュースでは見えにくい現場の声を聞けたことは大変貴重でした。


恥ずかしながら、これまで政策がビジネスにどう影響するかを深く考える機会はありませんでしたが、この授業を通して、日本でも厚労省やPMDAの議論を早い段階から注視・関与していくことが、製薬業界、そして自社の戦略的コントロールに欠かせないと強く感じました。また、ヘルスケアに関心を持つ多様なバックグラウンドの仲間と交流できたこも、個人的にはとても嬉しかったです。

Goizuetaの参加者集合写真

余談

仲良しのクラスメイトも別のポリシーに関する集中講義に参加していたので、授業後は毎晩のようにジョージア料理、中華、スペイン料理など様々な国の料理を食べ歩きました。学びもグルメも大満喫の1週間でした!


それではお気に入りの写真で締めくくりたいと思います。

C/O 26 MT


告知

7月の アゴス夏祭り にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
9/27(土)に、個別ウェビナー を実施予定です。

  • 夏祭りに参加できなかった方

  • 当日質問しそびれた方

  • MBA受験のモチベーションを維持したい方 などなど

ぜひお気軽にご参加ください!詳細はこちらのブログをご確認ください。


受験生の皆さんへ

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2025年8月7日木曜日

MBA、はじめました!

はじめまして。Class of 2027のTSです!今夏よりEmory Goizueta Business SchoolのMBAに入学しました。非鉄金属業界からの社費派遣で、これまで主にB2B営業を中心にキャリアを積んできました。今回、MBAに挑戦できること本当にワクワクしています。

米国は学部時代の交換留学以来2度目ですが、今回は南部の主要都市アトランタでの生活。前回とは異なる土地での新生活は、苦労も多くあります。まず今回は、まだ始まったばかりの秋学期の様子と、初期の苦労について少しご紹介します。

私は他校より少し早めの6月中旬に渡米し、希望する留学生とともにPre MBA English Learning(PMEL)に参加しました。英語での学習環境に慣れる良い機会となり、生活セットアップのバッファにもなりました。なにより、留学生同士の交流を深められるのが最大の利点です。7月下旬からはPMELに参加しない留学生との顔合わせ、8月上旬からは現地学生も合流し、チームビルディングに多くの時間が割かれています。

留学生・現地生集合のOn-boarding

8月上旬には、秋学期のグループワークを共にするコアチームメンバーが発表されます。私は、アメリカ・インド・トーゴにバックグラウンドを持つ現地学生3名と、韓国・インド出身の留学生2名を含む、計6名でのチーム編成となりました。これから秋学期を乗り越える重要な仲間とあって、コミュニケーションは非常に大切です。

その一環として「チームチャーター」と呼ばれる、集合時間やミーティング頻度、遅刻時の対応(冗談めいた罰則まで笑)など、チーム内のルールを設定します。

チームビルディングに多くの時間が割かれる分、言葉以上にスピード感のあるコミュニケーションに戸惑う場面も多くあります。仕事で英語を使う機会は少なくありませんでしたが、言語の壁もさることながら、日本語でも難しいと感じるほどのテンポで思考を共有するスタイルが求められ、瞬発力の面で非常に苦労しています。

ならば、できることをコツコツと、ということで、共感をすぐに言葉にする、わからないことはその場で聞くなど、「質にこだわらず発言することで関心を示す」姿勢を大切にしながら、少しずつチームに喰らいついているところです。

今後は授業の様子や日々の挑戦についても、率直に発信していきたいと思っています。息抜きの際に、ぜひ当ページをのぞいていただければ嬉しいです。

最後に、アトランタの夏は30度を超える日が多く、気温は日本と同等ですが、湿気が少なく基本的には過ごしやすい印象です。今週は珍しく雨が続き、日中は25度に満たない涼しい気候となっています。日本では猛暑が続いていると聞いています。受験生の皆さん、くれぐれも体調には気をつけて頑張ってください!

CO27 TS

◇受験生の皆さんへ
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2025年8月4日月曜日

Emory GBS Webinarのご案内<9/27(土)11:00 am~>

この度、日本人受験生を対象とした "Emory GBS Webinar" を日本人在校生が非公式で開催します。

現在出願に向けて準備をされている方はもちろん、受験生のご家族や今後MBA 学を検討中の方も、お気軽にご参加下さい

在校生一同、皆様のご参加をお待ちしております

 

1. 開催日時

日本時間の2025927() 1100 am

1時間~1時間半程度を予定しております)

2. 登壇予定者

Class of 2026 2名(社費・単身)

Class of 2027 2名(社費・家族帯同(現在単身))

Class of 2025 1名(社費・家族帯同)

3. プログラム

第一部:Emory GBSのプログラム

第二部:パネルディスカッション

第三部:ブレイクアウトルームでの座談会

4. 録方

こちらの参加登録フォームからご登録ください

フォームに記入いただいたメールアドレスへ、後日Zoom Linkを送付します。



日本人在校生ホームページ:https://emorymbajapanese.wixsite.com/website 
日本⼈会メールアドレス: gbs.japanese-club@emory.edu

2025年8月1日金曜日

Class of 2027 自己紹介

今年はClass of 2027 (Two-Year MBA)として、日本から2名が入学しました。

6月中旬に渡米し、PMEL(Pre-MBA English Program)を終えて、現在オリエンテーション真っ只中です。


1)S.M(男性、社費、家族帯同、2nd出願)

2)T.S(男性、社費、妻帯同、3rd出願)

こちらにバックグラウンド、Why Goizueta?、受験プロセスについて記載していますので興味のある方は是非ご覧ください。

今後、我々からも情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

GBSのプログラムや、出願対策、アトランタ生活等、在校生がいつでもお答えしますので、以下のアドレスまでお気軽にご連絡ください!

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