米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2025年8月25日月曜日

キャンパス外での集中講義

こんにちは! C/O 26 の MT です。

本日のブログでは、春休みに受講した集中講義 「Strategically Managing Health Care Policy」 についてご紹介したいと思います。


本授業はワシントンD.C.で開講されており、Goizuetaの学生だけでなく、UT Austin、Indiana University、Howard University、Florida Universityなど、他校のMBA・MD・MPHプログラムの学生と一緒に学びました。丸一日講義の日もあれば、国会議事堂の見学や政府機関訪問といったエクスカーションも組み込まれている日があったりと、学びと実体験がある濃密なプログラムです。

授業は政府機関での実務経験を持つ方々によるリレー形式スタイルで、以下のような幅広いテーマを取り扱いました。

  • 連邦政府における政策決定プロセス

  • 政策がビジネスに与える影響

  • 民間企業・患者団体・学術機関によるアドボカシー活動の実態

  • テクノロジーやイノベーションに関連する規制動向

  • 米国医療費高騰の背景と政策的課題


元FDA長官特別補佐官や、Cemter for Medicine &Medicaid Services(メディケア・メディケイドの管轄部門)、Office of Management and Budget(ホワイトハウスの予算管理部門)・議会スタッフ経験者など、政策の最前線でキャリアを積んだ講師陣のから直接学ぶことができました。メディアや教科書では得られない現場の視点や裏側での実際のプロセスに触れられるのは、このプログラムならではの醍醐味でした。


最も印象的だったのは、「米国ではデータよりも人が制度を動かす」ということ。もちろんデータやエビデンスは重要ですが、それ以上に、共感を生む語りや、長期的な信頼関係の構築といった人間的要素が制度を変えていく力になるのだと実感しました。また、政権交代による制度設計の不確実性や、ロビー活動・アドボカシーの実態、医療費高騰の構造的要因など、普段ニュースでは見えにくい現場の声を聞けたことは大変貴重でした。


恥ずかしながら、これまで政策がビジネスにどう影響するかを深く考える機会はありませんでしたが、この授業を通して、日本でも厚労省やPMDAの議論を早い段階から注視・関与していくことが、製薬業界、そして自社の戦略的コントロールに欠かせないと強く感じました。また、ヘルスケアに関心を持つ多様なバックグラウンドの仲間と交流できたこも、個人的にはとても嬉しかったです。

Goizuetaの参加者集合写真

余談

仲良しのクラスメイトも別のポリシーに関する集中講義に参加していたので、授業後は毎晩のようにジョージア料理、中華、スペイン料理など様々な国の料理を食べ歩きました。学びもグルメも大満喫の1週間でした!


それではお気に入りの写真で締めくくりたいと思います。

C/O 26 MT


告知

7月の アゴス夏祭り にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
9/27(土)に、個別ウェビナー を実施予定です。

  • 夏祭りに参加できなかった方

  • 当日質問しそびれた方

  • MBA受験のモチベーションを維持したい方 などなど

ぜひお気軽にご参加ください!詳細はこちらのブログをご確認ください。


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