米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2011年4月4日月曜日

こうけん

まだまだ連日地震関連ニュースが続いていますね。

死者・行方不明者数や、避難所生活を強いられている方々がどれほど多いかを知るほどに心が痛みます。



阪神・淡路大震災から約15年。

「予防」に関しては教訓が活かされなかったという意見も聞きますが、「復旧」「復興」に関しては経験を活かして頑張って欲しいと、同震災を経験したひとりとして切に思います。政府自治体には政治的思惑に左右されないスピーディーかつ効果的な復旧・復興支援を願います。





私どもMBA生でも何かできないかということで、先立っては募金サイトを立ち上げ、31日にはビジネススクールのみならずエモリーの日本人コミュニティの方々のご協力も得てチャリティイベントを開催しました。

ビジネススクール中心の案内でしたが、とてもたくさんの人たちが来てくれ、イベントは大盛り上がりでした。

先日のジャパントリップ参加者を中心にたくさんボランティアが協力を申し出てくれ、他国のことなのにみんな本当に心配してくれるんだなとつくづく感じました。









留学前は「アメリカ人は自己主張が強くて自己中心的」なんて思っていましたが、彼らがいかに「コミュニティへの貢献」に重きを置いているのかを改めて実感しました。と同時に、自分にとっての「コミュニティ」って何だ?とか、自分にはどういう貢献ができるのか?ということもっと考えねば、と思うようになりました。



��BAにおける日本人学生の貢献についてはいろいろ議論がありますが、ひとつ実感としてあるのは、貢献って決して格好良いものでなくてもいい、ということです。

グループワークでリーダーシップを発揮することだけが貢献ではなく、ミーティングルームの予約でも、ケースのブリーフィングでも、テイクノートでも、スケジュール調整でも何でも貢献で、みんな「やったこと」に対しては公平に評価してくれます。

ゴイズエタのコアバリューには「community」というのがあって、要はコミュニティへの貢献っていうことだと思いますが、ゴイズエタのカルチャーに非常に共感を覚える部分のひとつです。





もうすぐMBA生活を終えて仕事に復帰しますが、仕事人として、そもそもひとりの人間として何ができるのか。

「天命を知る」までにはもうしばらくありますが、MBA生活は私の生き様に大きな影響を与える20ヶ月でした(既に過去形)。





��G