米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2012年12月3日月曜日

ゴイズエタでの1年半を振り返って

Class of 2013のタツです。

あっという間に2012年ももう12月ですね。私がゴイズエタに入学してから、はや1年半が過ぎようとしています。2年制MBAはコアを含めて4セメスターありますが、私は最後のセメスターは中国香港科技大学(HKUST, Hong Kong University of Science & Technology)への交換留学を予定しているので、私がアトランタで過ごせる時間はあと2ヶ月足らずとなりました。たったの1年半でしたが、アトランタ&ゴイズエタは素晴らしい出会いと経験をくれた場所でした。
 
 

この1年半、ゴイズエタでは色んなことがありました。純粋に楽しいPMEL(Pre-MBA English Language Program)から始まって、Win-Shape23日のキャンプ)では大きく友人の輪が広がり、コアではマーケティングや統計学などビジネスの基礎を叩き込まれました。コア終了後、India Tripではネイティブとの共同生活のもとでインド経済の現状を肌で学び、GMSC (Goizueta MarketingStrategy Consultancy)では実企業を相手にコンサルティングを行い、IBA (International Business Association)ではPresidentとしてInternational Potluckなどの学内イベントの企画運営を行いました。他にも、Ambassador Clubの一員としてアドミッション活動をサポートしたり、夏休みにドイツ・オーストリア留学に出かけたりなど、ゴイズエタでの思い出は数え上げたら本当にキリがありません。テニスもサッカーもゴルフもパーティーも、毎週のように生活に組み込まれました。”Study hard, play hard”MBAのサブタイトルのような言葉だと思っていますが、初TOEFL63点の僕がまさにこの言葉通りのMBA生活を送ることができたのは、やはりゴイズエタという学校と、そのコミュニティに恵まれたからだと思っています。

私がゴイズエタを選んだ理由は、大きく3つありました。まずは、バランスのとれたプログラム構成とGMSCというセメスター・ロングの看板コンサルティングプロジェクト。次に、暖かい気候で知られる南部最大の商業都市アトランタという立地。そして最後に、日本人在校生、アドミッションオフィサー、面接官とのフィーリングです。南部地域のおおらかな明るい雰囲気が、自分にはマッチしていると感じました。実際に1年半をこの学校で過ごしてみて、これらの認識は間違っていなかったと確信しています。

それと同時に、1年半過ごしてみて気付かされたゴイズエタの特長もありました。それは、学生組織が主体的に学校運営に携わっているということです。例えば、実企業コンサルティングプログラムであるGMSCは、2年生が運営側となって企業案件を引っ張ってきますし、アドミッションイベントはAmbassador Clubが在校生を募って行います。Core Value Awardなんていう表彰式も完全に学生主体でやっちゃいます。学内のEmailing Systemも、昨年学生が組んだプロジェクトチームで変更されました。結局ゴイズエタは、学生が自分で自分たちの居心地のいい環境を作っているんですね。だからこそ、みんなゴイズエタが好きなんだと思います。どこの学校でもある程度はこうした活動はあると思いますが、ゴイズエタは一学年約150名の超スモールスクールなので、こうした一人一人の活動が、ダイレクトに学校を変えていけるんです。

MBAの面接で必ずと言っていいほど聞かれる” Why this school?”の質問。もう一度答え直せるとするならば、私は必ずこの「学生/教授/スタッフが一体となったスモールコミュニティ」を挙げると思います。授業を「受ける」だけではなく、学校を「作る」感覚。ぜひゴイズエタで味わってみてください。

 タツ
Class of 2013