こんにちは、Class of 2013のYukiです。
日本は桜が満開となる素敵な季節ですね。一方、私も含め、花粉症の方にとってはツライ時期ともいえるかと思います。幸い、私はアトランタに来てから解放されたのですが、日本とはまた違った種類の花粉が飛んでいるようで、夫はこちらでも花粉症を発症しました。ただ市販で良く効く薬が売られており、それでかなり楽になるようですので、もし皆さんがアトランタに来て、こちらの花粉に反応されてしまうようでも大丈夫です。
前置きが長くなってしまいましたが、本日は、私が所属するクラブ「Goizueta
Board Fellows(GBF)」について紹介させていただきます。
このクラブは、Goizuetaの学生が自分たちの専門性を活かし、アトランタに拠点を置くNPO団体のBoard member に混ざって運営を支援するものです。1団体につき2-3人でチームを組み、学内で学んだことを、地元のNPO団体の支援という形で実践に移すことを目的としています。
本格的に活動するのは春セメスターなのですが、まず、秋セメスターのうちに、クラブが提示する協働可能なNPO団体(毎年10団体程度)の中から、自分の興味がある団体をクラブのリーダーシップチームに伝えます。そして、だいたい第1希望から第2希望の団体に割り振られるよう配慮がなされ、自分が協働するNPO団体とチームが決定します。ちなみにクラブのリーダーシップチームは、昨季、GBFのメンバーとして活動した経験のある学生たちで、実際にNPO団体との活動が始まると、アドバイザーとして諸々の相談に乗ってくれます。
私が関わっている団体は、「Global Growers Network(GGN)」というところで、主に、アトランタにやって来た難民がFarmerとして自活していけるよう、トレーニングやマーケティング支援を行っています。難民支援と地産地消の促進という、一見すると関係のない事柄を結び付けて活動しているユニークな団体です。下記の写真は、資金集めのために行われたパーティーで、難民のリーダー的存在の女性が自身の体験を語っているところです。
自分が関わる団体によって、取り組むプロジェクトも変わってくるのですが、私たちはGGNが計画している新事業の採算性の検討と、今後の財務計画の策定という2つのプロジェクトに関わっています。また、こうしたプロジェクトやBoard
meeting等への参加に加えて、NPOの日々の活動を知るために、一定時間のボランティアをすることもクラブ活動の一環として求められています(私たちの場合はFarmでの堆肥づくりでした)。
チームあたりの人数は少なく、私のチームも、私ともう一人、アメリカ人の学生の2人だけなので、Work loadは高めかもしれませんが、意思決定のスピードは当然速く、また、それぞれがNPOのスタッフとも密に関わることができるのも良い点だと思います。
また、クラブ全体の活動として、全チームが自分たちの取り組み内容を発表し合うイベントなども予定されており、他チームの活動内容を学ぶこともできるほか、こうしたクラブイベントにはNPO団体のメンバーも招待されるので、アトランタを拠点とするさまざまなNPOを知ることもできます。
こうした貴重な経験ができるのも、Goizuetaがアトランタで持つネットワークとレピュテーションのおかげではないかと思っています。