米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年4月14日日曜日

ゴイズエタ香港支店より

Class of 2013のタツです。

ゴイズエタからの交換留学生として、香港からこのブログを書いています。アメリカ、インド、エジプト、ドイツ、チェコ、オーストリア、中国、そしてここ香港と、この2年間に色んな国とその土地の企業を見て回ることができました。高校時代は英語の勉強の必要性か全く理解できませんでしたが、いやはや、人生何が必要になるか分かりませんね。

 

さてさて、今回はその香港MBAについて少し。

私がいま交換留学しているのは、香港科技大学(ほんこんかぎだいがく)、Hong Kong University of Science & Technologyの頭文字を取って通称HKUSTと呼ばれる大学です。ゴイズエタのセメスター交換留学プログラムの詳細は、ぜひ過去ブログのセメスター留学in FranceアメリカMBA vs. ヨーロッパMBAをご覧ください。

HKUSTとゴイズエタでは、やはり学生の構成が大きく違います。インターナショナル比率が高いとはいえ、ゴイズエタではおよそ6割をアメリカ人が占めます。これに対して、HKUSTのアメリカ人比率は2割程度。中国および香港、ヨーロッパ、その他アジアがそれぞれ2割ずつの構成となっていて、HKUSTは非常に多様性に富んでいます。また、世界有数のビジネス都市である香港は、パートタイム(仕事をしながら夜間クラスや週末クラスでMBAを取得する学生)の比率が高いのも特徴的ですね。

また、中国ビジネス関連の授業が揃えられているのも嬉しいです。Marketing in Chinaという授業では、ペプシコの元マーケティングマネジャーが教鞭を取り、実際の新商品立ち上げの事例を材料に授業が進められます。China Field Tripという授業では、実際に上海に足を運び、1週間ほどかけてGM、ナイキ、上海証券取引所やCTrip (中国総合旅行サイト) などの現地企業を訪問しました。中国ビジネスの最前線を知る、大変貴重な機会だったと思います。
 

最後に、こちらはやはり食文化がアメリカとは全く違います。アメリカも、確かにステーキやハンバーガーはおいしいのですが、毎日そればかりだと日本人はどうしても飽きてしまうもの。健康面も心配。これに対し香港では、HKUSTの学食メニューだけでも、麺類からご飯類まで100種類以上から選べ、日替わり定食なんかもあります。こうした中華料理も安くておいしいのですが、街に出れば和民や一風堂、元気寿司や吉野家など、日本食レストランも多数。食事でストレスを感じることはアメリカに比べて圧倒的に少ないですね。それでも、アメリカの重量級ステーキは恋しくなってしまいますけどね。

どちらのMBAが優れている、ということはないと思います。アメリカ文化に揉まれたいならアメリカMBAの方がいいと思いますし、アジア文化を深く学びたいのであればアジアMBAの方がいいと思います。やはり最終的にはゴイズエタ同期のKoこちらで言うように、「両方経験してみてください!」というのが一番しっくりくると思います。もちろん、ゴイズエタから交換留学プログラムを使ってもいいですし、他の提携先大学からゴイズエタに交換留学に来てもらうのも大歓迎です。



★★★

先日、ゴイズエタの同級生数名が香港に遊びに来ました。Japan Tripの帰りに寄ってくれたのですが、久しぶりにゴイズエタの友人と会い、違う土地でお酒を飲むと、何とも不思議で懐かしい気持ちになりました。卒業してからも、彼らとは色んな土地でお酒を酌み交わしたいですね。まさに「朋有りて遠方より来る、亦楽しからずや」でした。

 

それにしてもアトランタの澄みわたった青い空が恋しい!

 タツ
MBA 2013