米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2013年9月9日月曜日

アトランタ再発見


朝晩は少し肌寒く感じられるこの頃、ジョージアの夏が終わろうとしています。独立13州であり、南北戦争の舞台ともなった歴史あるジョージア。陽気な黒人文化が色濃く、人々が懐っこくて親切なジョージア。

来年の夏は大好きなジョージアで過ごせないと思うとさみしい気がします。そんな少し感傷的な夏の終わりに、レイチャールズのGeorgia On My Mindに乗せて、Class of 2014 TEDが今週のブログをお届けします。
Stone Mountain
夏の終わりの象徴でもある9月の第一月曜日のLabor Dayは、アメリカ各地でイベントが行われます。今年はアトランタ随一の観光スポットであるストーンマウンテンでレーザーショーと花火を見てきました。
世界最大の花崗岩の一枚岩の側面には、南北戦争の南軍将軍3名のレリーフが彫られていますが、それに重なるように南北戦争の様子が投影されたのは感動的でした。ノリのいい南部アメリカ人の喧騒の中で、ゆっくりとLabor Dayを過ごすと、本当にアトランタに来てよかったな、と感じられました。

さて、来年のMBA受験を控えている方はエッセーの情報集めを始めていると思います。今回は、意外と知られていないアトランタの魅力について紹介したいと思います。


■意外と大都市
Coca Cola Commons
ビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングで、アトランタは全米9位と評価されています。1996年にはアトランタで夏季オリンピックが開催されましたが、2020年の東京をはじめとする近年の開催都市と並べてみてもと、アトランタが世界的な都市であることがわかります。

ビジネスの面ではコカ・コーラ、CNN、デルタ航空などの大企業がアトランタに本社を構えているのが見逃せません。特にコカ・コーラと当ビジネススクールの結びつきは強く、毎年多くのゲストスピーカーが授業に訪れます。また、キャンパス1階にある Coca Cola commons(多目的スペース)は、コカ・コーラの支援を受け今夏に改装し、学生に憩いの場を提供しています。


■世界最大級の空港
学校から車で30分のところにあるアトランタ国際空港は世界一忙しい空港と言われています。ヨーロッパに飛ぶのもよし、中南米に飛ぶのもよし、ということで学生は寸暇を惜しんで旅行に出かけています。
Delta Airline Route Map

受験段階では盲点となりがちですが、世界的な空港が30分圏内になるのは、2年間の生活の送り方に大きな差が出ると思います。ちょっとした週末にメキシコのカンクンでリゾートを満喫するような夢のような生活をしている学生もいるとか。もちろん日本にも直行便が飛んでいますので、乗り換えがちょっと不安なご両親でも気軽に遊びに来てもらえますね。



■絵に描いたようなアメリカンライフ
Campus
エモリーは「美しいキャンパスランキング2013」で全米6位に評価されてました。放課後は芝生の上に寝転んでビジネスアイディアを考える。なんていうMBA受験生の夢のキャンパスライフも可能な訳です。また、どこに行くのも車というザ・車社会もまさに絵にかいたようなアメリカンライフです。東京の生活に近いニューヨークやシカゴにはない魅力がアトランタにはあると思います。

アトランタは、南北戦争を描いた「風と共に去りぬ」の舞台であったり、「I Have a Dream」で有名なキング牧師の出身地であったりと、文化や歴史面も充実していることも見逃せません。黒人文化も色濃く残っており、陽気でのんびりとしたアメリカンライフが送れます。


さて、今週は「アトランタ再発見」と題して意外と知られていないアトランタの魅力をお伝えしてきました。「生活面しか売りはないのか!」と言われそうなので、最後にアピールさせていただきます。

当校のファイナンス分野の教授であるRaymond Hillが「20 Most Influential Business Professors Alive Today」で4位に選ばれました。経済学やファイナンスで実際に教鞭をふるう教授のなかにも、こんなすごい人がゴロゴロといます。

アカデミックもすごいんです。


Class of 2014 TED