皆さんこんにちは、Class of 2016のSH です。前回のブログでは海外MBAの醍醐味は5C(Class,
City, Community, Career, and Club)であるとお伝えしました。その中で今回はClass、特にプロジェクト型の選択科目とClub活動についてご紹介させて頂きたいと思います。
今回は私が興味のある分野"Social Impact"について、当校の魅力と共にお伝えしたいと思います。Social
Impactについて知らなかった方、既にご興味をお持ちの方、いずれの方にも是非ご一読頂ければと思います。
1. Catalyzing The Impact of
Social Enterprise(授業)
当校では1年生の春学期にMP Electivesといって以下の6科目の中から選択してプロジェクト型の授業を履修することが義務づけられています。
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Marketing Strategy
(GMSC) - Professor
Reshma Shah
•
Marketing Analytics
Consultancy - Professor
Mike Lewis
• Healthcare - Professor
Steven Culler
•
Valuation - Professor
JB Kurish
私はこの中でCatalyzing
The Impact of Social Enterpriseというプロジェクト型の授業を履修しています。このSocial ImpactはHarvardやStanfordなどの米国トップスクールが近年非常に注力して取り組んでいる分野でもあります。Net Impactというキャリア開発支援のNPOのレポートによればMBA学生の社会・環境問題に対する関心はより高まっており、今回の調査では半数以上の学校が学生からの需要の高まりを受けてソーシャル・インパクトを重視したカリキュラムや実践的な学習プログラムを新たに開発したと回答したとのこと。
この授業では、今年は3つのプロジェクトから1つを選択して4〜6人一組のチームで取り組むことになります。私はGeorgia Farmersのプロジェクトでジョージア州のオーガニック農家支援プロジェクトに取り組んでいます。各プロジェクトの概要は以下の通りです。
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Clarkston—アトランタ市内の貧困層に対する交通手段の改善策提案
• Georgia Farmers—ジョージア州内のオーガニック農家に対する健康保険、退職給付年金などへの加入支援策の戦略立案
プロジェクトは1ヶ月程のスパンのステージに分かれていて、Stage1では基礎調査、Stage2では解決策のアイデア出し、Stage3と4では解決策の具体化、Stage5で解決策の実現可能性評価、という流れで進めています。当プロジェクトでは、クライアントでありアトランタを代表するオーガニック農家のアントレプレナーでもあるJoe氏と毎週ミーティングなどを重ねてプロジェクトを進めています。既に地元農家の生活支援に成功している組織、ビジネスパートナーとのコンタクトなども通じてその現状を知ることから始まり、現在は新たな農家コミュニティ(組織)の立ち上げを目指して情報収集と提案内容の具体化に向けて取り組んでいます。米国における農業、保険、法律、国や州による支援、寄付金団体などについて、生きた情報を現場から学ぶことができます。
2. Social Entrepreneur and
Impact Investment(授業)
こちらは春学期の通常の選択科目であり、私たち2年制プログラムの1年生だけではなく2年生、Eveningプログラムや1年制プログラムの学生なども履修しています。内容は、前半部分のNon ProfitとFor Profitの定義やSocial Impactをどのように評価するかというテーマと、後半部分のインパクトインベストメントに取り組んでいる投資家と投資実例について学んでいくテーマの2つから構成されています。これまで漠然としていたSocial Impactの定義そのものやその評価手法例などを体系的に整理して学ぶだけではなく、新たにFor Benefitという概念も知ることができました。
課題では前述のBGCAのビジネスパートナー策定を行いました。具体的には100社程のB Corporationのリストが教授から配られ、あらゆる情報ソースを駆使して論理を構築して10社のパートナー候補に絞り、最後に1つに絞るというものでした。授業には政府出身の学生、既に起業している学生など世界各国のSocial Impactに対して意識の高い学生が集まり多様的な見方で熱い議論を交わしています。
また、学期を通してアトランタ市内のアントレへのコンサルティングが義務づけられており、私はStart:Meというアトランタ市内のアントレプレナーへの事業戦略、財務戦略をサポートする組織、及びこの組織に在籍する移動型レストランへのコンサルティングを行っています。
課題では前述のBGCAのビジネスパートナー策定を行いました。具体的には100社程のB Corporationのリストが教授から配られ、あらゆる情報ソースを駆使して論理を構築して10社のパートナー候補に絞り、最後に1つに絞るというものでした。授業には政府出身の学生、既に起業している学生など世界各国のSocial Impactに対して意識の高い学生が集まり多様的な見方で熱い議論を交わしています。
また、学期を通してアトランタ市内のアントレへのコンサルティングが義務づけられており、私はStart:Meというアトランタ市内のアントレプレナーへの事業戦略、財務戦略をサポートする組織、及びこの組織に在籍する移動型レストランへのコンサルティングを行っています。
3. Impact Investors Club(クラブ)
前回のブログで少しお話させて頂きましたが、私はGoizueta Impact Investors ClubでProgram Officerというリーダーシップポジションに就いており、クラブにとって重要なファンドレイジング、ディールソーシング、投資戦略立案、デューテリジェンス、投資契約などをリードしています。
現在、投資先として検討中であるのはCommunity Guildというアトランタを中心とした移動型学習プログラムを提供しているスタートアップ企業です。彼等は昨年ジョージア州で複数のアントレコンペティションで最優秀賞を受賞している企業でもあり注目されています。トラックを用いて理科系科目の体験型授業を提供するというもので最先端の3D Printerなどを子供達に経験させるなどして将来のキャリアビジョン形成や日々の学校の授業支援なども行うというものです。実際にこのようなビジネスはStanford大学の学生が3年程前に開発してカリフォルニア州では1つの大きな動きとなっています。現在はデューデリジェンスの行程に入り対象企業へのマネジメントインタビューなどに取り組んでいます。
現在、投資先として検討中であるのはCommunity Guildというアトランタを中心とした移動型学習プログラムを提供しているスタートアップ企業です。彼等は昨年ジョージア州で複数のアントレコンペティションで最優秀賞を受賞している企業でもあり注目されています。トラックを用いて理科系科目の体験型授業を提供するというもので最先端の3D Printerなどを子供達に経験させるなどして将来のキャリアビジョン形成や日々の学校の授業支援なども行うというものです。実際にこのようなビジネスはStanford大学の学生が3年程前に開発してカリフォルニア州では1つの大きな動きとなっています。現在はデューデリジェンスの行程に入り対象企業へのマネジメントインタビューなどに取り組んでいます。
以上、Social Impactという視点で当スクールの良さや魅力をお伝えすることができていれば幸いです。
SH
SH