米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2015年3月30日月曜日

Advanced Communications for High Potentials (MSMの講義から)

Class of 2015HSです。

日本でも桜の開花を迎えたとのニュースを見ましたが、こちらアトランタでも春を迎えております。美しい木々に囲まれたエモリー大学のキャンパスThe 50 Most Amazing College Campuses for 20156位!)でも春の訪れをいっそう感じられ、ここから駆け足で夏へと季節は変わっていきます。

春は出会い、そして別れの季節ですね。Class of 2015の学生はこの5月に卒業を迎えます。(アトランタの5月は春というより夏ですが)

思えば約2年前、スーツとネクタイと革靴を脱ぎ捨て、Tシャツ短パンにビーチサンダルで大学へ通い始めたPre MBA。眩しい太陽の下、美しいキャンパスを歩きながらなんとも言えないすばらしい開放感に浸っていた事が昨日の事のように思い出されます。(Class of 2017の皆さんはもうすぐですね)


そんな学生生活もあと1ヶ月と少しとなりますが、
感傷的になってはいられません。MBAは通過点、むしろMBA後が重要。
ということで、少し前になりますが2月末にMSM(Mid Semester Module)にて受講した「Advanced Communications for High Potentials」という授業を(とても簡単に)ご紹介させていただきます。

この授業の内容は、

This course will equip you to maximize your impact in your job within the first year post MBA. Whether it is defining expectations with your manager, creating and managing ”your brand” or requesting and receiving constructive feedback from your manager, this course will equip you with the essential communication skills you must possess in order to be recognized as a high potential in your first year post graduation. (シラバスよりそのまま引用)

ということでまさに今の私にピッタリ。また、昨年受講したアメリカ人の学生にもオススメされたので受講しました。


四日間の集中授業なのでとてもここでは紹介しきれないくらいの濃い内容でしたが、ネットワーキング、ワーク・ライフバランス、上司・同僚とのコミュニケーション、職場での態度・振る舞い、いわゆる「報連相」的なもの、根回しの重要性など、、、日本でもアメリカでも重要な事は一緒、と納得のいく馴染みのある内容ばかりでした。

上記内容はビジネスパーソンにとっては常識ではあるのですが、卒業前のこの時期に受講することの意義が大きかったと感じます。MBAの2年間会社から離れ、職場復帰する際のある種の不安は誰しもが感じる部分があると思いますが、自分を客観的に振り返り、他者からのフィードバックも受けながら、謙虚に新しい環境へ向かうことの重要性を再認識しました。

またこの講義は、MBAで学んだ理論や手法を振りかざす前に、もっと大事な基本があるよ、とこれからインターンシップにでる1年生および卒業を迎え新たな環境へと進む2年生を強く意識した内容であり、Goizueta Business Schoolのバランス感覚の良さを感じさせました。

フレームワークも分析手法も単なるツールにすぎず、投資や事業の意思決定に有効に使えてこそ初めて価値があると思えます。そしてそれらを組織の中でより効果的に提示していくためにも、今回の講義で気づいたことは大変価値のあることであったと感じます。


HS