米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2015年9月21日月曜日

Block1を終えて。。

初めまして。Class of 2017のSuchです。
このたびは、Goizueta Business School(以下GBS)日本人ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

コアプログラムのBlock1が終了し、授業やそれに伴うチームワークを通して感じたことなどを記したいと思います。

過去のブログに重ねての説明となってしまうかもしれませんが、GBSのコアプログラムは、1年生のFall Semester(8月~12月)の間、学年が3クラス(1クラス50人強)に分かれて必修科目を履修するものです。さらにクラスのなかで1チーム当たり5~6人のチームを作り、各授業のチーム課題にはこのチームで取組むこととなります。

このコアプログラムでは、EconomicsやMarketing、Finance等の基礎科目を学んでいくのですが、各授業をバラバラに学んでいくというよりも、各授業がお互いにリンクして進んでいるのを実感しました。例えば、ある週にEconomicsで学んだ概念と似たものが、その次の週のMarketingやFinanceで登場するといったような具合です。当然、授業では「先週Economicsの授業ではこう言われたけど~」というような発言が出て、より議論が活発になり学習が深くなるのを感じました。

また、Block1~3を通して履修するManagement Practiceでは、ケースやフレームワークの学習、及びチームによるプレゼン課題への取組みを通して問題解決力やTeam Developmentを習得していくのですが、この科目についても他授業で学んだことが色濃く反映されてきました。例えば、チームで課題のケースについてディスカッションをしていると、Marketingで学んだTargetingやPositioningをどうするのかというような意見が出てくるようになり、初日のチームワークに比べ、より深く広く問題の洗い出しをできるようになってきました。

MBAに来る前は正直、コアプログラムで学ぶEconomicsやFinanceではあまり新しいことは学べないかなとタカをくくっていたところがあったのですが(筆者は経済学部卒、金融出身)、全ての授業が実社会と結び付けて説明がされるのと、チーム課題を通してより実践的にアウトプットを図る機会を得ることで、多くのことを学んでいるの実感しています。

このようにGBSのコアプログラムはかなり綿密に構成されているのですが、もうひとつ重要な要素として、チームについて紹介できればと思います。

私のチームは、アメリカ人4人(エンジニア2人、コピーライター1人、軍人1人)、日本人1人(金融)の計5人のチームです。International比率が高いGBSでは留学生が1人のチームはあまり多くないのですが、チームメイトの職種や出身が多岐に富んでおりアメリカ人のなかにもDiversityの高さを感じます。各チームメイトの考え方がなかなか揃わず意見をまとめるのに苦労しますが、自分とは全く違うバックグラウンドのチームメイトから学ぶものも多いです。例えば、軍隊出身のチームメイトのチームをまとめる上手さや、コピーライター出身のチームメイトの文章力は大変勉強になります。

Block1を振り返ると、やはりアメリカ人4人の議論のスピードについていくことに苦労し、また自分と意見が対立することもありました。そこで自分はそもそも彼らとは商慣習も違うし、ケースで同じ文章を読んでいてもcontextの読み取り方の違いから結論が大きくずれていることがありました。Block1ではチームへの貢献の在り方として、Financeに関する知識の共有やExcel・Power Pointでのアウトプット作成に偏ってしまったところがあったので、Block2ではより深い議論ができるよう彼らの商慣習や文化そのものをもっと勉強していこうと思います。

このようにチームそのものから学ぶものは非常に大きいものだと思います。チームの特徴や課題はチームそれぞれですので、アプリカントの皆様は是非いろいろな話を在校生や卒業生に聞いてみてください。

以上、とりとめのない文章となってしまい恐縮ですが、少しでもGBSのプログラム内容が伝われば幸甚です。アプリカントの皆様はこれから出願に係わる様々なタスクが増え、お忙しい日々が続くと思いますが、どうか頑張ってください。


アトランタのJapan Festにボランティアとして参加しました。

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