米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2015年9月14日月曜日

日本人コミュニティの存在


  はじめまして、Class of 2017 Ken です。数日前にBlock1の試験が終了し、ほっと一息ついているところですが、今日から約1ケ月半後のMid Examに向けた授業が再開されます。そんな中ですが、今回は、日頃大変お世話になっている「日本人コミュニティ」について、感じていることを書き連ねたいと思います。

 現在、ゴイズエタビジネススクールには、総勢20人以上の学生が在籍しており、その家族を含めて一定規模のゴイズエタ日本人コミュニティが形成されています。現在、進学先を検討している方の中には、このようなコミュニティの存在を積極的にとらえない方もいらっしゃるかもしれませんが(実は、私自身も渡米前はゴイズエタにおける日本人学生の割合について積極的にとらえていませんでした)、個人的には、その有難みを日々感じているというのが本音です。

 私は今年の6月21日にPMEL(いわゆるサマースクール)に参加するため、妻と共にアトランタにやってきました。到着の3日後にはPMELの開始が迫っていたため、基本的な生活セットアップ(住居契約、携帯電話契約、インターネット環境の整備、日常品買い出し等)を至急行わなくてはなりませんでしたが、2年生が精力的なサポートをしてくださったおかげで、そのほとんどをPMEL開始までの2日間で終わらすことができました(もし、こうしたサポートがなければ、数週間はかかっていたと思います)。また、PMEL開始後も、ほとんど何も家具がない家に妻が残される状況でしたが、近所に住む日本人コミュニティの方が妻を気遣ってくださり、食事や買い物に連れていってくれたり、生活に必要な情報(日本の食材が購入できるスーパーの存在など)を数多く教えてくれました。こうしたサポートは初めての海外生活に対して不安だらけであった私や妻にとって、本当に有難いことでした。

 さらに、普段の学校生活における同級生の存在も慣れないアメリカでの大学生活の大きな支えになります。私はパブリックセクターの出身であり、ビジネススクールで習うことのほとんどは経験したことのないものばかりです。また、これは個人的な問題ですが、英語のリスニング力も十分ではないため、おおまかな授業の内容は理解できても、個別具体の論点に対する説明の詳細やアサイメント(宿題)に対する細かい指示を聞き落としてしまうことがあり、授業後に日本人の同級生に教えてもらったりすることがあります(当然、他の(日本人以外の)クラスメイトに聞いても教えてもらえるとは思いますが、そもそも細かい確認を英語で行うこと自体に困難を感じるのが現状です(笑))。また、休日などに集まって食事をする(騒ぐ)時間等は、英語から解放される貴重なひと時であり、「みんなも自分と似た苦労を感じていたり、感想を持っていたりするのだな」とひそかに自分を安心させる機会になったりします(笑)。

 もちろん、これからのMBA生活において、日本人コミュニティとの関わりに加えて様々なコミュニティの人々と積極的に交流し、多様な経験を重ねることが自分の成長にとって重要であることも感じていますが、日本人コミュニティとの交流はそのような挑戦(少し大げさかもしれませんが)を後押しする大切な基盤であると感じています。とりとめのない文章になってしまい大変恐縮ですが、ここまでお付き合い頂いた皆様ありがとうございました。年末に向けて出願準備がいよいよ本格化していく時期になると思いますが、無事乗り切られ、憧れの進学先に進まれることを願っています。では!


 

エモリー大学の裏門(?)付近です。
昨日(9月13日)はまさに快晴といった天候で、最高の散歩日和でした。