こんにちは。Class of 2017 Kの家族のUです。
日本はちょうどお花見の季節でしょうか。アトランタでは一足早く、先週桜が満開になりました。屋外での飲酒が禁止されていることもあり、今年は大学内や、家の前庭に咲く桜を目で楽しむという、いつになく静かな春を迎えています。
さて、私からは、2回に渡り、MBA生のパートナーがアトランタで英語を勉強するにはどんな場所があるのか、体験談を中心にご紹介させて頂きたいと思います。今回は、無料のESLについて、次回は、ジョージア工科大学の語学学校(Language Institute at Georgia Institute of Technology)について詳しくご紹介して参ります。
●ESL放浪記
・初心者に暖かい教会のESL
酒場ではなく、ESLを放浪する旅がここから始まりました。アトランタに来て今すぐにでも参加できる英語の教室は…と探し、最初に足を運んだのがFirst Alliance Church(http://www.facatl.org/esl-school/esl-school/)のESL(English as a Second Language:英語を母国語としない人のための英語教育)です。まず、こちらの中級クラス(Intermediate Class)に参加しました。教会はエモリー大学からは車で10分弱。事前の申込みは不要、無料で参加することができます。毎回メンバーが入れ替わるので、授業の始めには自己紹介をして、それから聖書を音読、ボキャブラリーを習得するといった流れで2時間が進みます。こちらのクラスは午前中ということもあり、家族と一緒に渡米しているパートナーの方で、近隣にお住まいの中国、日本の出身者が多数参加していました。無料の託児施設が教会内にあるので、子どもを持つ親御さんにとっても勉強しやすい環境というのは素晴らしいと思います。
・日常でのサバイバル英語は図書館で
教会のESLに参加した後、英語を実際に話す機会を増やそうと思い立ち、通い始めたのが図書館のESL(http://dekalblibrary.org/services/literacy/english-as-a-second-language)です。住まいのあるディカーブ郡で、曜日ごとに各図書館を巡回して授業を行っています。
エモリー大学から比較的近い図書館は、Toco Hill-Avis G. Williams Library(エイビス ウィリアムズ図書館)と、Decatur Library(ディケーター図書館)で、それぞれの図書館に週1回通い始めました。エイビス ウイリアムズ図書館へは車で10分、ディケーター図書館へは20分。ちなみに、ディケーター図書館へは、CCTMAというルートを走るエモリー大学のバスでも通うことができます。CCTMAの終着駅がディケーター駅。そこから図書館までは徒歩5分です。
こちらのESLも事前の申込みは不要で、教会同様無料で参加することができます。リテラシー アクションという、就業の機会を増やし生活の質を高めることを目的に英語の読み書きスピーキングを教えている会社が授業を提供しているためか、文法の基礎も交えて説明する先生のレベルも高く、内容は充実していました。
授業では、毎回日常生活に関わるテーマが設定されています。そのテーマに沿って、まずはボキャブラリーを学習し、その後、参加者同士がペアを組んで、互いに用意された質問をして答えることを繰り返します。
非常に勉強になったのは、ボキャブラリーを英語で表現するという練習です。自分の話している単語が伝わらないというときにこのスキルが生きてきます。また、「車の運転・方向の説明」「マナー」「服装」など、すぐにでも役立つ知識が習得できるというのも有難い。車の仮免許をlearner’s permitと表現することを学んだのもここでのことです。こちらのESLは開催時間が夜ということもあり、働いている人もいれば、研究者や学生さんもいて、国籍についてもコロンビア・ベネズエラなど南米や、中国・韓国・日本などアジア、スペイン・フランスなどヨーロッパ、そしてロシアなど多岐に渡っています。1時間半という時間のうちおよそ半分の時間を、ペアとの練習に充てる会話中心のクラスなので、様々な国の文化や習慣などについて学ぶことができるのも、図書館ESLの醍醐味です。
エイビス ウィリアムズ図書館 内観 |
エイビス ウィリアムズ図書館 外観 |