米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2016年8月8日月曜日

Directed Studyについて

こんにちは。
祝!金メダル萩野公介選手、銅メダル海老沼匡選手と同郷のタローです。
(知人ではありませんが…)

5月から始まった夏休みももう少しで終わりを告げようとしています。
私は夏休みの大半をアトランタで過ごしながら、Directed Studyという授業を履修していました。
そこで今回はDirected Studyについて紹介します。

Directed Studyは選択科目の一つで、簡単に言うと自由研究です。
授業でカバーされていない分野や、少し深く掘り下げてリサーチしたいこと等を、
教授の個人指導を受けながら研究を自分のペースで進めていくことができます。

大まかな流れとしては、簡単な提案書を指導を仰ぎたい教授に提出し、
教授の了承が取れたら自由研究の開始となります。

そのあとの研究の進め方はそれぞれで、
人によってはセメスターの初めに一回教授と面会して、最後にレポートを提出した人もいれば、
私のように週一回教授と面会し、アドバイスをいただきながらリサーチを進めるケースもあります。

私は米国の清涼飲料市場への自社ブランドの進出の可能性について
チャネルマーケティングに精通するSandy Jap教授のご指導をいただきながらリサーチを行いました。

Directed Studyを履修してよかったと思うことは、
1.自分の興味のある業界や分野について英語で表現する能力をブラッシュアップすることができたこと
教授にリサーチの内容や方向性、途中経過について話したり、
その業界のビジネスプロフェッショナルにインタビューしてみたり、
自らリサーチペーパーを書き上げることによって、
普段の授業やグループワークよりもアウトプットの機会が多く得られたのはよかったです。

2.学校が契約しているデータベースをしっかりと活用する機会が得られること
コアや春学期は忙しさを理由にせっかくある豊富なデータベースの活用が中途半端になっていたので、
今回のDirected studyを通じて、ビジネススクールのライブラリアンに
ご協力いただきながら使いこなすことができるようになりました。
留学前は日本の田舎のとっつぁん営業だったため、
こんなに使えるデータやレポートがあるのかと目から鱗でした。

3.授業で学んだフレームワーク等を自分の興味のある分野に当てはめることができること
私は1年目が終わった夏休みでDirected Studyを行いましたが、
最後のセメスターにやればMBAの集大成にして
ビジネススクールで得たツールを整理して終えることができるのが
Directed Studyの利点ではないかと思います。

個人的に指導を受けてみたいGBSの教授がいるのであればもってこいの授業です。
おそらく他のビジネススクールも似たような授業はあると思いますが、学校選びの一助となれば幸いです。

タロー


過去ののDirected Studyに関するエントリーはこちらからどうぞ。
http://goizueta-japan.blogspot.com/search?q=directed+study