米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2017年3月14日火曜日

私の履修科目 - Spring Semester編

こんにちは、Class of 2018CYです。

先週、3rd roundの結果が発表になりました。私も去年3rdで出願したのですが、あれからもう1年経ってしまったかと思うと本当に感慨深いです。
このブログをご覧の方でWaitlist対策をされている方、4th roundに出願されている方もいらっしゃると思いますが、最後まで諦めずに頑張ってください。キャンパスビジットやメール・スカイプでのご質問など、できる限りサポートさせていただきます。


さて、今回は私の履修している春学期選択科目から一部をご紹介したいと思います。


-Marketing Channel Strategy and B2B Marketing

春学期の履修科目に分類されていますが、実際は冬休み期間の1ヶ月で終了する短期集中クラスです。この授業は顧客への価値提供を最大化させるための販売ルート(チャネル)戦略をテーマとしています。例えば、メーカーの立場では小売に直接販売するのか卸や代理店を経由するのか、小売の立場では店舗販売かオンラインか、さらにオンラインの場合は自宅配送かストアピックアップか等、チャネル毎に提供できる価値が異なります。フレームワークを用いたチャネル別のバリュー・マージン・価格分析を通じて、最適な販売チャネルのつくりかたを学びます。他にもマーケティングシミュレーションや各分野からゲストスピーカーが5名も招かれたりと短期間ながらも充実した内容となっています。


-Financial Statement Analysis

財務諸表の分析に特化したクラスで、セメスターの前半は各社の有価証券報告書から隠れた不正会計や業績の悪化などを読み解いていきます。後半は、財務諸表の数字に基づいたキャッシュフロー分析や将来の収益予測を学びます。ほぼ毎回新しい有価証券報告書を読んでいかなければならないので非常に負荷が高いのですが、秋学期の必修科目に駆け足で学んだ会計知識を改めて理解し直す良い機会になっていると思います。ちなみに、毎回授業の最後はIlya Dichev教授のジョークで締められます。正直なところ7割は意味がわからない、3割はオヤジギャグですが、教授が嬉しそうに言うので後からジワジワ来る面白さがあります。意外と?他の学生からも好評のようです。


-Managerial Accounting

いわゆる管理会計のクラスですが、セメスター前半では財務会計との違いやコスト計算手法といった知識の習得で終わらず、それらをどのように経営判断に使うのかを毎回ケースを用いて学びます。後半は組織論を扱う予定なのですが、General Managementの観点からも学びがありそうですし、前半の内容とどのように繋がっていくのか楽しみにしています。担当のKarl Schuhmacher教授は昨年GBSに来たばかりの若い教授なのですが、学生からの質問にも丁寧に答えてくれますし、毎回75分間ずっと熱意を持って教えてくれます。余談ですが、教授はドイツ出身の爽やかイケメンで一時GBS女子学生の中で話題騒然となりました。


ちょうどセメスター後半に入ったばかりのため、前半までの受講内容からのご紹介になりますが、GBSにはどんな授業があるのかご参考になれば幸いです。