米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2017年3月5日日曜日

GBSの必修科目について

こんにちは、Class of 2018のIchiです。

先日キャンパスビジットされた方とお話する中で、1年生の秋学期(必修科目)について振り返る機会がありました。

今回は私にとって特に印象的だった必修科目の教授についてご紹介させていただきます。


******

■Finance 担当 J.B. Kurish教授 (愛称JB)
*公式な経歴はこちらをご参照ください。

米国Yale大学でMaster、Illinois大学でPh.D.を取得。Wall Streetの投資銀行などを経て2006年からGBSの教壇に立つ。
大変エネルギッシュな講義が人気の教授です。GBSはコアクラスが3つあるので、教授は1日で3回同じ講義することになりますが、3回も同じ授業をしているのが信じ難いほどの熱量です。
また、レビューセッションをTA(Teaching Assistant. 主に2年生の学習担当者。)に任せる教授もいる中で、JBは週末早朝のレビューセッションも自ら教鞭をとり、普段の講義のような熱さで学生からの質問に丁寧に答えていきます。積極的に発言をしたり質問をする者を中心に沢山の学生の名前を覚えていることや、試験前には多くのオフィスアワー(教授のオフィスで質問できる時間)を設けてファイナンスの初学者でも困らないようにする姿勢が学生から好感をもたれている理由だと思います。

ちなみに昨年の最終講義では、過去に学生から貰ったという特注のTシャツを着てきました。私たちの学年だけでなく、先輩方の代から慕われていることが垣間見れました。


■Data & Decision Analytics 担当 Jeffrey L. Rummel教授

(呼び名はJeffまたはProf. Rummel)
*公式な経歴はこちらをご参照ください。

米国Rochester大学でMasterとPh.D.を取得。2009年からGBSの教壇に立つ。毎年コアなファン層が形成されており、「エレクティブ(選択科目)でProf. Rummelが担当の授業は全部履修した」という2年生が一定数いるというのはよく聞く話です。
またそのようなコアなファンではなくても、彼が好きだという同級生は少なくありません。
前述のJBと同じく、教えるのが好きですし、レビューセッションでは自ら教鞭をとります。学生とのインタラクティブなやりとりを好む姿勢や、難しい講義でも身近な題材に置き換えて分かりやすく説明する点、そして誰よりも講義を楽しんでいることが伝わってくる点が学生に好感をもたれる理由だと思います。

ちなみ大学主催のゴルフコンペで急に欠員が出た時には、学生たちを誘って一緒にゴルフをしていました。このような距離の近さも彼の魅力の一つです。
(ゴルフは全く経験のない私ですが、ゴルフができたら良かったな…とそのときは後悔したものでした。)

******


上記の2人の他にもMarketingのHamilton教授なども大変人気で、秋学期の最後には同級生たちがそれぞれ自分の好きな科目の最終授業の写真を撮ったり、それをFacebookに投稿しているのが印象的でした。
私はMBAに入学するまで、各校の強みや特徴は選択科目であらわれるものだと思っていましたが、教授の魅力やそれによって縮まる教授と学生の距離はGBSのひとつの特徴だと思いました。


今回は私の個人的な印象を綴った投稿になりましたが、少しでもGBSの中の雰囲気をお伝えできたら幸いです。

引き続き受験に取り組まれている皆様はお忙しいことと思いますが、季節の変わり目ですのでどうかお体に気をつけてください。
皆様にとって納得のいく受験生生活になることをお祈りしています。