こんにちは、class of 2020 のYKです。先週ブログを執筆したKと同じく2年制MBAの一年生です。アトランタは今週から急に朝晩冷えるようになってきました。現在受験中の皆様は、各校の情報収集やエッセイ執筆等で忙しいかと思いますが、体調管理には気をつけて頑張ってください。
さて、今回はGoizuetaのStudy Teamについて紹介したいと思います。Goizuetaでは1年生の8~12月にかけてのコア期間(全生徒が原則として決められた必修科目を受講する期間)は5~6人程度でStudy Teamを組み、多くのチーム課題等をこなしていくことになります。
まず、7月末~8月頭にかけてのオリエンテーションの初日にこのStudy Teamが発表されます。GMATのスコア、出身業界、女性比率や留学生比率等のバランスに配慮した割り当てとなっているようです(なお、
私のチームは、アメリカ人男性2名、アメリカ人女性2名、日本人1名となっています)。
Study Teamが発表された後は、チームメート同士での自己紹介から始まりますが、単なるバックグラウンドの紹介にとどまらず、個々のMBAでの目標、強み・弱み、行動特性・関心分野(Birkmanという行動特性テストを利用します)等を共有します。その上で、どのように個々の強みを活かし(弱みを補填し)、いかにTeam全体として成果を出していくかを掘り下げて議論します。また、オリエンテーション中に開催されるLake Lanier (一泊二日の合宿)では、プールの上に橋をかける等のチームアクティビティをこなしながら、チームワークとリーダシップを高めていきます。
オリエンテーション終了後に授業が開始すると、多くのチーム課題が課されるようになります。大まかに分類すると、課題には以下のようなものがあります。
2. ケース分析
1.
設問形式
課題と言われ一般的に想像されるような、設問を解いていくタイプの課題です。2018年のコア期間中ではeconomicsの授業でこのタイプの課題が多く課されています。もっとも、授業で習った公式等を当てはめるだけのシンプルなものは少なく、その前提条件等を自分たちで設定しなければならない設問が多いため、議論が白熱することも多いです。
2. ケース分析
The MBAとも言えるケースを分析する課題です。2018年のコア期間中ではMarketingやData Analysisの授業でこのタイプの課題が多く課されています。ケース分析では、ケース当事者の立場にたって、授業で習った分析ツール等を活用しながら、解決策を提示することが求められます(Teamで議論を重ね5~10枚程度のパワーポイントにまとめることが多いです)。ディスカッションでは、分析そのものついては勿論、「状況・問題点の整理」、「用いる分析枠組みの抽出」等についても長い時間をかけて意見を交換します。
― チームディスカッションの雰囲気はTeamにより区々ですが、総じてみればGoizuetaはスモールスクールであることもあり、多くの学生が協調的です。私のチームメートも、他のメンバーの意見を尊重しており、私が拙い英語で話しても、真剣に理解しようとしてくれます。
3.
チームプレゼンテーション
2.で触れたケース分析等をプレゼンする課題です。1年生の春学期にはImpactのコースの一環として、実際に問題を抱えるクライアント企業に解決策を提示すべくプレゼンを行うことになります。こうした実社会でのプレゼンに備え、8~12月にかけては教授陣向けにプレゼンを行うことで経験を積んでいきます。
10月27日には、GoizuetaのAdmission member であるJulieがAgos(渋谷校)で学校説明会を開催する予定です。今回ご紹介したStudy Team制度に加え、Goizuetaの数多くの魅力について説明があると思います。ご興味のある方は奮ってご参加ください(詳しくはAgosのHPをご参照ください)。
ほぼ毎週これらの課題が課されるため、私のTeamは週に3~4回程度ミーティングを行い、時には夜中までミーティングが続くこともあります。言語や考え方の違いがある仲間と長時間に亘るディスカッションを行う必要があるほか、これらのチーム課題と、個人課題・試験勉強を両立させていくことが求められるため、非常に負荷が大きいのは事実です。もっとも、こうした試練を乗り越えることで、着実に自分のcomfort zoneから抜け出し成長しているという実感もあり(Goizueta
Beyond)、大変貴重な経験を積むことができていると思います。
このほか、GBSについてご質問やご相談等がありましたら、お気軽に以下のアドレスへご連絡下さい!
goizueta_jp_student@googlegroups.com
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