米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2020年3月5日木曜日

進学先選びとEmoryの魅力について

受験生の皆様こんにちは、Class of 2021のKTです。

3月に入ると受験もいよいよ佳境に差し掛かり、ラストの追い込みで大変な時期かと存じます。そんな受験時期真っ只中ということで、今回は非常に個人的な話となり恐縮ですが、なぜ私がEmoryに進学することを決意したのかについて、合格体験記には書ききれていないような話をご紹介できればと思います。

EmoryはこれからRound 4(Application Deadline: 3/13)が控えていますので、この記事を読んで少しでもEmoryへの理解が深まり、Emoryへの出願を検討頂ければ幸甚です。
(全て私個人の見解ですので、その点はご容赦下さい)


簡単な私のバックグラウンド
  • 国立文系卒 純ドメ(1ヶ月のイギリス語学研修と1年間のドイツ駐在経験あり)
  • 34歳(入学時)
  • 総合電機メーカ(エネルギー関係の見積/契約審査部門)からの社費派遣
  • 妻+受験期間に誕生した息子1人 と帯同
私の場合は社費派遣ということもあり派遣元からのRequirement(主要格付け機関のTop20)がありましたので、米国のみならず欧州、アジアやMid career向けMBAも受験していました。実際、欧州とシンガポールそしてEmoryに面接時キャンパスビジットし、各校を比較した上で進学先を決定しました。

Emoryに決めた理由

家族環境や治安
まず家族環境については、私の場合0歳児帯同ということで重要な要素の一つでした。Emoryのキャンパスはダウンタウンから車で15分ほどしか離れていないにも関わらず、非常に落ち着いており、家族含め非常に住みやすい環境であると思います。家の近くにはEmoryの無料バスも走っており、保育園、買い物、レストラン、語学学校、病院、美容院等も充実していますので、安心して住むことができます。一方で、アトランタ自体は人口500万を超える大都市ですので、スポーツ、コンサート等多くのイベントも開催され、休日も家族と楽しく過ごすことができています。直近でも、3/1に開催されたアトランタマラソンのハーフの部にクラスメイトと共に参加し、久々に良い汗をかくことが出来ました。ちなみにアトランタマラソンは非常にアップダウンの多いコースですので記録を目指すには向いていませんが、非日常的な環境下で市内を走り回ることができ最高の経験となりました。

Academic(カリキュラム、期間、スモールスクール)
次にAcademic要素ですが、私は2年制でスモールスクールを希望していましたので、Emoryはまさにピッタリでした。実際に入学してみて、学生間の距離は非常に近いですし、教授とコーヒー飲みながら個別にレクチャーを受けることができたりと、非常に濃い生活を送ることが出来ています。希望をすればDirected Studyという教授との自由研究で単位をもらえる制度もあります。プログラムの内容に関しては、選択する科目にもよりますが、レクチャーとケースの比率が60:40程度で、個人的にはバランスのとれたプログラムかなと感じています。また、Emoryには2年制Full-time MBA以外にも、1年制Full-time MBA、Evening MBA、Executive MBAと多様なコースが用意されていますので、ご興味のある方は公式ホームページ等でチェックされて下さい。

School cultureやフィット感
3つ目にSchool cultureについてですが、この点に関しては非常に掴みづらく自身にフィットしているかどうか分かりづらいかと思います。ただ私の場合、受験期に多くのEmory Alumniや在校生の方とお会いし、Collaborativeな雰囲気を感じ取ることが出来たかなと思っています。他の多くのスクールでもCollaborativeなcultureを売りにしていると思いますが、Emory cultureの特徴の一つとしては「communityを非常に大切にする文化」が根付いている点だと感じています。一例として、"Emory Cares"というイベントが挙げられます。これは、毎年11月の土曜日にEmoryのAlumniが中心となり、世界中でゴミ拾いや植林といった社会奉仕活動を行うイベントです。2019年には全米73都市、世界13カ国で同時に開催され、1,600人以上の卒業生や大学関係者が参加しました。日本でも、卒業生の方々が中心となり、恒例イベントとなっているようで、卒業後には私もぜひ参加したいと考えています。

英語力向上
私がEmoryを選んだ理由の4つ目は英語力の向上でした。これはEmory固有の理由というよりはアメリカを志望した理由となります。欧州やアジアのDiversityの高さは確かに魅力でしたが、純ドメで今後グローバルに仕事をしていきたいと考えていた私にとって英語力向上は必須でした。ドイツに1年駐在経験があったのですが、日常生活は全てドイツ語ですし英語で会話しても非ネイティブ同士なので「まぁ伝わればいいか」感がどうしても出てきてしまい、英語を純粋に鍛える環境は限られていたように思います。しかしアメリカのビジネススクールでは、ネイティブ同士の日常会話やチームミーティングなどで言っている意味が分からないという場面には幾度となく出くわします。私の場合、分らなかった言い回しに遭遇した際はなるべくメモるようにしており、少しづつ使える語彙を増やしています。個人的には語学学習に終わりはないと考えていますので、継続して頑張りたいと思っています。

以上、非常に個人的な見解となりましたが、なぜ私がEmoryを進学先に選んだのかの理由と、Emoryの特徴についてご紹介しました。引き続き、昨年12月に開催しましたWebinar資料と動画をホームページに掲載しておりますので、ご興味ある方はぜひご覧になってください。


個別の質問やご相談がありましたら、下記のメールアドレスにご連絡頂ければと思います。
goizueta_jp_student@googlegroups.com
↑上記の@マークを小文字の@にご変更ください。
 

受験の追い込み時期にも関わらず、今年は新型コロナウイルスの影響もありさらに大変かとは思いますが、くれぐれも体調には気をつけて最後まで頑張って下さい!