米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2012年8月12日日曜日

MBAと論文

Class of 2013のTomoakiです。



エモリーMBAの授業では、事前知識を得るため、宿題として論文が与えられます。





日本でも本屋の本棚で見かける著者の論文が与えられることが多く、アジアまで著作が翻

訳される学者は、アメリカでも有名なのだと思えます。



今回は、宿題の論文によく取り上げられる学者を選んで、学者の概要を説明してみようと思います。

日本でこういった本を読んでからMBAに留学すると、より一層理解が深まりますね。



��.ダニエル・ゴールマン

・現代リーダーシップ論の泰斗です。1995年に発売された「EQ-こころの知能指数-」は、ビジネスで成功するためには、これまで重要視されていた「IQ:頭の良さ」だけではなく、人との付き合い方が重要であると説きます。

・その指標が「Emotional Intelligence」、通称EIと呼ばれている指数で、初めてMBAにソフトスキルを大々的に持ち込んだ人物です。

・エモリーでは、リーダーシップを重視するため、彼の論文はずいぶん読みました。



��.マルコム・グラッドウェル

・アメリカでは知らない者はいないというくらい有名なベストセラー作家です。

・ユニークなフレームワークで知られており、「最初感じた直観はだいたい正しい」とか「成功するには、生まれ持った才能や環境が必要」といった漠然としたアイデアを理路整然と説明します。

・代表作は「ティッピングポイント」、「ブリンク」など。



��.ダン・アリエリー

・最近はやりの、経済学と心理学を融合した「行動経済学」の著者です。

・むかし、イスラエルで大やけどを負った経験があって、それらの実体験に基づいた直観的な説明と、経済学を使った数値的な説明を用いて、人の幸福度が変化する条件を教えてくれます。

・代表作は「不合理ゆえにうまくいく」など。



��.ラム・チャラン

・著名なコンサルタントで、元ハーバードMBA教授。組織の改革方法の専門家でもあります。

・リーダーシップ論を元に、組織をどう変えていくかといった心構えを中心に勉強することができます。

・ユニクロの柳井正会長もおすすめする「徹底のリーダーシップ」が主要著書です。





これらの本を読むだけでも、ビジネスマンとして必要な知識の一端を与えてくれます。