皆様、お久しぶりです。Class of 2015のGucciです。日本は梅雨真っ只中で雨の日や蒸し暑い日が多いですが、体調など崩されていませんでしょうか?
私が今、「日本は~な日が多いですが」と書いたところで、「まるで日本にいるかのような書き方だなぁ」と思われた方もいらっしゃるかと思います。そうです、実は私は6月23日の月曜日まで日本に20日間ほど滞在しておりまして、いま羽田空港のロビーでアトランタへ戻るための飛行機を待ちながらこのブログを書いています。
実は今日、6月23日はちょうど1年前に私たちClass of 2015の日本人メンバーが渡米した日なのですが、早いもので私たちのMBA生活も折り返し地点を迎えました。
振り返ってみると、「英語で英語を学ぶ」という初めての経験に、予想していた以上の負荷を感じたPMEL(Pre-MBA English Language course:本プログラム開講前に実施される英語のサマースクールで、東アジア出身を中心とした一部の留学生に対して入学条件として課される)、セメスターを通して同じチームメイトと、多岐に亘るコア(必修)科目を乗り切った、2年間で最も大変だと言われる初めての秋学期、そして、GMSC(Goizueta Marketing Strategic Consultancy:有名企業をクライアントとして迎え、学生のチームがこれらのクライアントが抱えるマーケティング戦略上の課題解決に向けたコンサルティングを提供する、当校の看板授業)一色だったと言えるほどこの授業にインテンシブに取り組んだ春学期と、アカデミックな面だけを見ても、1年しか経っていないとは思えないほどに盛り沢山なMBA1年目でした。
GMSC最終プレゼンコンペ後の 打ち上げでチームメイトと |
中でも、自分の所属するチームが、GMSCの最終プレゼンテーションコンペで最優秀賞を獲得できたことは、間違いなく私の2年間のMBA生活における大きなハイライトになると確信しています。この授業は他の授業と比較して圧倒的にワークロードが重く、相当の時間を割かなくてはならなかったため大変でしたが、モチベーションの高いチームメイトたちと共に困難な課題に取り組むことで多くの学びやかけがえのない人間関係を得ることができましたし、特にこのような結果を得られたことで本当にいい経験になりました。今年のGMSCの様子についてはHenryがこちらで書いています。
5月8 日に行われたGMSCの最終プレゼンコンペをもって春学期を終了した後、私は5月15日からの約3週間でヨーロッパ7ヵ国(イタリア→スペイン→フランス→ベルギー→オランダ→ドイツ→イギリス)を1人で訪れ、その後、6月5日から、冒頭に述べた通り日本に20日間ほど一時帰国していました。
ヨーロッパで美しい風景や街並みを目の当たりにしたり、様々な異なる文化を体験したりできたことはもちろん一生ものの素晴らしい経験でした。しかし、私には、私が今回経験したことで、さらにみなさんにお伝えしたいことが1つあります。
それは、1ヵ月以上に及ぶこの一連の旅を通して、私が日本の良さを改めて心から実感することができたということです。「日本は便利で快適かつ清潔である」、「日本の人々は親切でありサービス水準には素晴らしいものがある」、「日本は食べ物がおいしい」、というようなことは、私自身今までずっと話として聞いてきたことがありましたが、アメリカでの生活を1年間経験し、またヨーロッパの国々で多様な文化に触れることで日本を外からより客観的に見る目が養われ、こうした日本の素晴らしさをきちんとした感謝の念と共に受け止めることができるようになったのだと感じています。
私の今回の旅の話は、遊んでばかりのように聞こえてしまうかも知れません。しかし、私がそこで得たものは、MBAプログラムにおけるアカデミックな経験と同様に得難いものでした。また、こうした経験は、自分がやりたいと思うことを見つけ、それを実現するために自分のComfort Zoneの外に一歩踏み出してみることで初めて得られるのではないかと思います。
このブログを読んで下さっている方々の中には、この夏からMBA生活をスタートされる方も多くいらっしゃるかと思います。この貴重な2年間が本当に有意義なものになるよう、色々なことにぜひチャレンジしてみて下さい。私自身、7月の1ヵ月間は、派遣元の会社のニューヨークにある拠点で働くことになっていますが、そこでもTakeawayを極大化できるよう全力で取り組みたいと考えています。また、皆様の2年間のMBA生活が素晴らしいものになることを祈っています。共に頑張りましょう!
Venice, Italy |
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Gucci