みなさんこんにちは!
Emory Goizueta Business School日本人紅一点、Class of 2015のさやです!
文化の日を如何お過ごしでしょうか?
前回(India MSM Part 1)に引き続きIndia MSMについて書かせて頂きたいと思います。
さて3週間にも及んだこのIndia MSMでは医療ツーリズムやボリウッド産業見学だけではなく、インドの農村部まで足を運びマイクロファイナンスを学び、現地のNGOとコンタクトをとったり、ムンバイのアジア有数のスラム、Dharaviを見学することも出来ました。
まず滞在5日目、私たちは現地の NGOの協力を得て、首都デリーから車で2時間程の農村を訪問いたしました。そこは配偶者からのドメスティックバイオレンスで苦しんだ(インドでは男性によるDV/デートレイプが深刻であり、Vogue IndiaなどがBoy's Don't Cryというキャンペーンを先日打ったように啓蒙活動が行われてます。)女性とその子供たちが共同生活を送る農村でありました。
女性の社会的地位が著しく低いインドにおいては、配偶者の暴力が大きい問題になっており、NGO のファウンダーのインド人女性エリーさんはそういった女性を少しでも救いたいと思い立ち、この農村をイチから立ち上げたと仰っておりました。NGOは寄付とマイクロ ファイナンスによって運営されており、 女性たちは農作物を収穫する他に手に職をということで刺繍などを施した工芸品を作り販売することによっても資金をあげておりました。
エリーさんの思いに共感するインドの富裕層も多く顧客として従えており、非常にうまく回っているNGO でした。マイクロファイナンス は年利5%~40%近くの利子でお金を借り入れできて、日本からすると法外な金利に思えますが、一般的なインドの小口ローンは悪徳業者だと年利 80%~200%であるので、優良なマイクロファイナンスによるファンディング はやはり必要とのことでした。
また何故寄付だけに頼らないのか?と質問したところ、やはり寄付だけだと暮らしている女性の労働意欲を削ぐということで負債が必要だと感じている、またマイクロファイナンスを通じてもこの活動のことを多くのみなさんに知ってほしいということでした。作成している工芸品 は先進国と同程度の値段で販売されており(利益率が高い)、ホームページも作成して女性たち一人一人のストーリーをシェアしながら収益をあげていくことのことでした。個人的にはこういったソーシャルインベステングに日本の金融機関にも積極的に取り組んでもいいのではと思っているので非常に勉強になりました。
India MSMの後半ではムンバイにあるアジアTOP2のスラム、Dharaviを訪問する機会を頂きました。
スラムというと訪れる前は汚い、くさい、ゴミばかりという勝手な先入観があったのですが、私の先入観は見事に打ち砕かれました。
Dharaviを案内してくださったのはNPO団体の皆様で、Dharavi出身で猛烈に勉強をし、ムンバイの大学に合格した大学生のメンバーによって構成されておりました。
2時間半程度歩きながら、自らが育って誇りを持つDharaviの隅々まで案内してくださったのですが、Dharaviの中で完全に社会が出来上がっていて(スーパーもありますし、産業廃棄物をリサイクルする工場はありますし、海外の有名メーカーから委託受注されて衣服・スーツケースなどを作成する小さな工場は山ほどありました。)ここは本当にスラムなのかと驚きました。
Made in Indiaと書いてあるものはほとんどここで作られているのではと思うくらいのクオリティと工場の数!
残念ながら写真はNGであったのですが、Dharavi訪問はEye Openingな体験でありました。
India MSMは本当に濃い3週間でした。普段あまり話さないクラスメートとも深い話ができ、とても思い出深い経験になりました。
先日もIndia MSM Reunionと称してReunion Dinnerを開催したばかりです!
Goizuetaにいらっしゃったら、ぜひMSMには参加してみてください!
さて今年のMSM 2015のラインアップは
念願の 1. Japan / Hong Kong MSM !!!!! (YAAAAAAYYYYY)
2. Cambodia/Thailand/Myanmar
3.Australia/NewZealand
4.South Africa
5.Nicaragua/El Salvadore
の5つとなっております!!
毎年違ったラインアップがあるのも楽しみですね!
では引き続きGMAT・出願準備とご多忙かと思いますがファイトです!!
Emory Goizueta Business School日本人紅一点、Class of 2015のさやです!
文化の日を如何お過ごしでしょうか?
前回(India MSM Part 1)に引き続きIndia MSMについて書かせて頂きたいと思います。
さて3週間にも及んだこのIndia MSMでは医療ツーリズムやボリウッド産業見学だけではなく、インドの農村部まで足を運びマイクロファイナンスを学び、現地のNGOとコンタクトをとったり、ムンバイのアジア有数のスラム、Dharaviを見学することも出来ました。
まず滞在5日目、私たちは現地の NGOの協力を得て、首都デリーから車で2時間程の農村を訪問いたしました。そこは配偶者からのドメスティックバイオレンスで苦しんだ(インドでは男性によるDV/デートレイプが深刻であり、Vogue IndiaなどがBoy's Don't Cryというキャンペーンを先日打ったように啓蒙活動が行われてます。)女性とその子供たちが共同生活を送る農村でありました。
女性の社会的地位が著しく低いインドにおいては、配偶者の暴力が大きい問題になっており、NGO のファウンダーのインド人女性エリーさんはそういった女性を少しでも救いたいと思い立ち、この農村をイチから立ち上げたと仰っておりました。NGOは寄付とマイクロ ファイナンスによって運営されており、 女性たちは農作物を収穫する他に手に職をということで刺繍などを施した工芸品を作り販売することによっても資金をあげておりました。
エリーさんの思いに共感するインドの富裕層も多く顧客として従えており、非常にうまく回っているNGO でした。マイクロファイナンス は年利5%~40%近くの利子でお金を借り入れできて、日本からすると法外な金利に思えますが、一般的なインドの小口ローンは悪徳業者だと年利 80%~200%であるので、優良なマイクロファイナンスによるファンディング はやはり必要とのことでした。
また何故寄付だけに頼らないのか?と質問したところ、やはり寄付だけだと暮らしている女性の労働意欲を削ぐということで負債が必要だと感じている、またマイクロファイナンスを通じてもこの活動のことを多くのみなさんに知ってほしいということでした。作成している工芸品 は先進国と同程度の値段で販売されており(利益率が高い)、ホームページも作成して女性たち一人一人のストーリーをシェアしながら収益をあげていくことのことでした。個人的にはこういったソーシャルインベステングに日本の金融機関にも積極的に取り組んでもいいのではと思っているので非常に勉強になりました。
カースト制度はなくなったものの、不可触民と言われる層に所属していた人々はまだ貧困で苦しんでいます。そのほとんどが農作業により僅かな収入を得るしかありません。この少女は日差しが強すぎて農作業を手伝うと勉強をする気力がなくなるといっていました。少しでも彼女の気持ちが明るくなるに&日差しを避けられるようにと着ていたスカーフを渡したところとても喜んでくれました。 |
我々を快く受け入れてくださった村の皆様に感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。 |
India MSMの後半ではムンバイにあるアジアTOP2のスラム、Dharaviを訪問する機会を頂きました。
スラムというと訪れる前は汚い、くさい、ゴミばかりという勝手な先入観があったのですが、私の先入観は見事に打ち砕かれました。
Dharaviを案内してくださったのはNPO団体の皆様で、Dharavi出身で猛烈に勉強をし、ムンバイの大学に合格した大学生のメンバーによって構成されておりました。
2時間半程度歩きながら、自らが育って誇りを持つDharaviの隅々まで案内してくださったのですが、Dharaviの中で完全に社会が出来上がっていて(スーパーもありますし、産業廃棄物をリサイクルする工場はありますし、海外の有名メーカーから委託受注されて衣服・スーツケースなどを作成する小さな工場は山ほどありました。)ここは本当にスラムなのかと驚きました。
Made in Indiaと書いてあるものはほとんどここで作られているのではと思うくらいのクオリティと工場の数!
残念ながら写真はNGであったのですが、Dharavi訪問はEye Openingな体験でありました。
India MSMは本当に濃い3週間でした。普段あまり話さないクラスメートとも深い話ができ、とても思い出深い経験になりました。
先日もIndia MSM Reunionと称してReunion Dinnerを開催したばかりです!
Goizuetaにいらっしゃったら、ぜひMSMには参加してみてください!
さて今年のMSM 2015のラインアップは
念願の 1. Japan / Hong Kong MSM !!!!! (YAAAAAAYYYYY)
2. Cambodia/Thailand/Myanmar
3.Australia/NewZealand
4.South Africa
5.Nicaragua/El Salvadore
の5つとなっております!!
毎年違ったラインアップがあるのも楽しみですね!
では引き続きGMAT・出願準備とご多忙かと思いますがファイトです!!