米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2014年10月27日月曜日

Negotiations

Class of 2015HSです。

こちらアトランタも朝晩は少し冷え込むようになり、大学のまわりの木々も色づく季節となりました。

10月も終わりに近づき街のあちらこちらではPumpkin Patch (パンプキンパッチ) を見かけるようになりました。Pumpkin Patchとは、ハロウィーン用のかぼちゃを売っている場所のことで、Halloweenが近づくと、期間限定で出店されます。
私の娘が通っている幼稚園でも写真のような大小様々なオレンジ色のかぼちゃが広場に置かれ販売されています。アプリカントのみなさまもぜひ来年本場のHalloweenを体験してほしいと思います!




さて秋学期も終わりに近づき、今回はこのセメスターで私が履修しているNegotiationsという授業を簡単にご紹介したいと思います。

授業は事前に渡される短いケースを読んだうえで、実際にクラスメートとの交渉に臨みます。あらかじめ役割が与えられ(売り手or買い手など)1対1で30分から1時間程度交渉をし、授業の後半はその結果を踏まえて交渉内容の振り返りをします。
今まで価格条件交渉、不動産売買、雇用(給与・労働条件)などの交渉をしました。いずれも実践的かつ毎回何かしらの学びがあり、教授も比較的平易な言葉を使ってシンプルに説明してくれるので、とても満足度の高い授業のひとつです

授業では交渉における心理学的なアプローチや戦略も体系だって学びますが、この授業のなかで一番のポイントは、やはりいろいろなバックグラウンドのクラスメートと様々なシチュエーションを交渉を通じて体験できるということです。

特に私はイブニングの授業をとっているのですが、クラスメートはFull TimeMBAだけでなくEvening MBAの学生も数多くいます。一般的にEvening MBAの学生は比較的年齢も高く社会人経験が長い人が多くいます。また実際に昼間は企業に勤務されている方たちがほとんどなので、まさに現役のアメリカのビジネスパーソンとの交渉が授業でできるわけです。交渉相手としても申し分なく、授業ですので失敗を恐れず安心した環境で練習ができ、ロールプレイには最適だと思います。

アメリカ人といっても、とても強気な方や、柔和なアプローチで交渉をする方など、さまざまです。そういった交渉を客観的かつ冷静に、授業という安全な環境の中で体験・観察することによる学びはとても大きく、そこから得られた気づきは今後ビジネスの場でもすぐに活かせると感じています。またNegotiationを一つの切り口として、ものの考え方や問題解決の糸口、コミュニケーションをより効果的にするヒントを与えているという点でもこの授業は興味深く、ビジネスのみならず日々の生活にも実践的に応用ができるものと考えられます。

ゴイズエタだけでなく、他のMBAプログラムにおいても同様にNegotiationに関連した授業は開講されているようで、どのビジネススクールでもポピュラーな授業の一つのようです。それだけ交渉力を伸ばしたい人が多く、交渉能力に長けた人が求められている、というのも事実ではないでしょうか。

と、以上単なる授業の感想になってしまいましたが、、、

よく言われるように、ゴイズエタビジネススクールの特色は多様性です。留学生比率のみならず、アメリカ人学生の多様性(出身地域、職歴、人種などなど)も豊かですし、スモールスクールという小さなコミュニティだからこそ多様性を身近に感じつつ学ぶ機会も充分に用意されています。


アプリカントの皆様はエッセイやスコアメイクに忙しい時期を迎えられていると思います。質問等ございましたらいつでも在校生あてメールまでご気軽にご連絡くださいね。