米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2015年10月31日土曜日

妻の立場から見たアトランタ生活

こんにちは。class of 2017のcozyの妻、MARIKOと申します。
今回は、ゴイズエタ生の夫を持つ家族の生活状況を、妻の立場からお伝えしたいと思います。

現在、ゴイズエタの日本人留学生は2年生は15人おり(日本企業からの社費派遣を受けた中国人留学生1名を含む)、そのうち家族が帯同している家庭は11組、1年生は10人おり、家族が帯同しているのは9組です。年齢層は20代後半から30代中盤の家庭が多いため、小さなお子さん連れの家庭もいます。こちらで出産された方もおり、家族生活も楽しみながらMBA生活を送っています。

うちは子供がいないので、夫が大学へ行っている間は、私は完全にフリータイムです。渡米前は私も働いていましたので、アトランタへやって来て、フリータイムの出現はとても大きなチャンスに感じています。家事の時間を差し引いても、平日の日中はかなりの時間の余裕があります。

私の場合、短期のホームステイしか経験したことがなく、英語力に自信が全く無いので、まずは英会話をはじめとして英語に触れる環境を整えることにしました。

英語を習得する環境としては、こちらではESLという英会話プログラムが至る所にあります。教会や公立図書館で無料で開催されているものから、エモリー大学や近くにあるジョージア工科大学での語学コース等、様々あります。私は教会ESL、エモリー大学の語学コース、ジョージア工科大学の語学コースをかけもちして、毎日英語に触れる生活を送っています。宿題もたくさん出て、英語を話して、クラスメイトと情報を交換して、と濃厚な日々を送っています。

また、エモリー大学の日本語学の先生が取り纏めていらっしゃる、「会話プログラム」というボランティア活動にも参加しています。これは私たち日本人が、日本語を学ぶエモリー大学の生徒に、英語で会話しながら日本語を教える、というものです。日本に興味を持っている生徒が多く、単なる英会話という次元を超えて、日本語や日本文化を紹介できる良い機会でもあります。教えることで、私自身が日本のことを改めて学ぶというメリットも多分にあります。

語学の授業以外は、エモリー大学内にある図書館で勉強することも多いです。エモリー大学の生徒でなくても、パスポート等のIDがあればエモリー大学の図書館を利用することができます。ゲスト用の無料のWi-Fiもあります。本を借りることもでき、日本の大学や図書館よりも開かれた環境の中で、私も学ぶことができています。

英語以外では、趣味も楽しめる環境があります。私はスポーツとピアノが趣味ですが、アトランタには日本人マラソン同好会もあり、休日に有名な観光スポットをみんなで走って巡ったりしています。住んでいるアパートの中にもジムがあり、時々ランニングマシンで汗を流しています。先日は、アトランタ市内を10マイル走るマラソン大会に初めて出場しました。沿道の応援は、日本のレースのそれに勝るほど盛大で、とても楽しい大会でした。また、エモリー大学内にあるPEセンターは、エモリー大学の生徒でなくても会員になることができ、プール、ジム、ヨガやダンスのレッスン、また日本のfeel cycleのようなバイクレッスンも豊富にあります。スポーツ好きな私にとっては、興奮しすぎて鼻血が出そうなくらい良い環境です。

ピアノはなんと、アパートの近所の教会で立派なグランドピアノを自由に弾かせてもらうことができます。自宅にも電子ピアノがあるので、自宅では技術的な練習、教会では表現の練習と、日本でいる時より贅沢な練習環境があります。日本の生活ではなかなかまとまった時間をとることができなかったのですが、こんなに恵まれているといつかやろうと思っていた集大成の曲の完成を、アトランタで実現できそうな予感がしています。

こうして活動範囲が増えるにつれ、移動も多くなりますが、アパートと大学、また大学同士を結ぶ安全な無料バスがあり、日中は自由に動き回ることができます。車の運転にも徐々に慣れてきて、バスと車を使い分けることで時間を有効活用し、平日昼間はわしゃわしゃと動き回っています。

このように、興味のあることから始めていますが、色んな機会があるので、他にもまだまだ新しいことをやってみたいです。

近所にはゴイズエタ生の家族がいるので、困ったことや分からないことは、いつでも教えてもらえます。私はアトランタに来てまだ2ヶ月弱ですが、色々教えてもらいながら、こちらでの生活リズムを作っています。日本人妻たちの会などもあり、情報交換や、美味しい食事会などを開いて、日本とは違ったゆったり優雅な時間を過ごしています。

夫がMBAを受験すると決めた時、私は仕事を辞めてついて行くべきかを悩んだ時期がありましたが、今、アトランタに来て良かったと思っています。日本には無い出会いや経験、またいろんなことを学べる環境が私たち帯同家族にも存分にあります。日々出会いと発見の連続で毎日わくわくしています。

以上、ゴイズエタ生の夫を持つ妻の日常について綴らせていただきました。受験生のみなさまにとって、少しでも参考になれば幸いです。

エモリー大学の図書館の1つ。Goizuetaの学生は主にここを利用。

エモリー大学P.E.センター。プールや体育館、アスレチック施設等があります。