米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2016年7月4日月曜日

MBA留学×日本人×アラサー女性

こんにちは、Class of 2017のShihoです。
去年の今頃pre-MBAの語学学校のために渡米したのを昨日のことのように覚えていますが、あっという間に1年が過ぎてしまいました。

Class of 2017 (2-year) には日本人が10名いますが、女性は私だけ。そして先日卒業したClass of 2016の日本人は全員男性だったので、私はこの1年間Goizueta MBAで唯一の日本人女性でした。

クラス全体で見ると女性の割合は35%程度ですが、Goizuetaの女性達は総じてパワフルで存在感があります。私たちの学年も1つ上の学年も、Graduate Business AssociationのPresident (生徒会長のようなもの)は女性が務めています。(こちらはclass of 2016のPresidentだった学生のインタビュー記事)

Goizueta Women in Business (GWIB)という女性による女性のためのクラブもあり、女性Facultyによる講演や、女性Alumniを招いたパネルディスカッション、学部生へのメンター制度、さらにはクリスマスやバレンタインのような季節のイベントなど、かなりアクティブに活動しています。(GWIBについてはClass of 2015さやさんのこちらの記事もご参照ください)

こういったオフィシャルな活動に加え、Class of 2017の女性だけのSNSのグループがあり、誰かが企画して映画を見に行ったりショッピングに行ったり、メイクの得意な人がメイク教室、料理の得意な人が料理教室を開いたりと、スモールクラスで人数が少ないのも手伝ってみんな仲が良いです。

これだけだと遊んでばかりいるみたいですが、もちろん勉強面や、キャリアに対する考え方、人となりの面でも尊敬できる人がたくさんいて、私もこんな風になりたいな、と思うことがよくあります(ほとんどの学生が私より年下ですが…)。

日本人女性が他にいないのは寂しいですが、このようにinclusiveな雰囲気なのでとても助かっていますし、逆に先生方やクラスメイトに覚えてもらいやすい等のメリットもあります。

さらにビジネススクールの外に目を向けると、アトランタにも意外と多くの日本人が住んでいて、活躍している日本人女性もたくさんいます。EmoryやCDCなどの研究者の方、日系企業の駐在で来ている方、現地採用で地元企業に勤めている方など、この一年で様々なバックグラウンドや年齢層の方と知り合うことができ、たくさんの刺激を受けました。

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日本人女性でMBA留学に来る人は、男性と比べると圧倒的に少ないと思います。受験中に予備校に通ったり各種イベントに参加したりしても感じましたし、実際に私の派遣元の会社からこれまでに派遣された留学生も大半が男性です。

女性にとって、30歳前後の数年間というのはライフスタイルが多様化し、人と比べたり周りの目が気になったり、色々と悩み多き時期ではないかと思います。そんな時期に2年間という短くない期間を海外で過ごすというのは重大な決断ですし、私も留学を決めるまでには少なからず悩み、将来が不安になったりもしました。

でも今は、留学してよかったと100%断言できます。この1年間の学び、出会い、経験が無い人生なんて考えられません。留学に来る前の自分よりも、今の自分の方が好きです。もし私のように留学を迷っている方がいたら、自分の直感に従ってみてもいいのではないかな、と思います。

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さて、今年はなんと1-year (Class of 2017) に1人、2-year (Class of 2018) には3人も日本人女性が入学してくれて、Goizuetaの日本人コミュニティが一気に華やぎました!

「学校の周りは治安もいいし女性の一人暮らしでも安心だよ」「車がなくてもなんとか生活できるよ」「おしゃれなカフェやレストランもあるよ」とビジットしてくれた受験生にアピールし続けた私の貢献度が3割くらいあるのではないかと、勝手に達成感を感じています。

これから卒業までの1年間、一緒にアトランタ生活を楽しみ、Goizuetaを盛り上げて行きたいと思います!

Shiho


GWIBのクリスマスイベント