米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2016年12月19日月曜日

TAとして働いてみて所感

こんにちは、2-year MBA Class of 2017 のShihoです。
今回は私のTeaching Assistant (TA) としての経験を紹介させていただきたいと思います。
他の課外活動とは少し毛色が違いますが、アプリカントの方から質問されることの多い“授業以外でのリーダーシップ経験”にも該当するかと思います。

GBSのコアの授業の一つに、Process & Systems Management (PSM) というオペレーション関係の科目があります。
2-year MBAプログラムでは一年目の秋学期に履修する科目で、同じ内容が春学期にはEvening MBAの学生向けに開講されています。
(1-yearプログラムのコアでも同じ科目がありますが、インストラクターが違う教授なので内容もだいぶ違うものになっているようです。)

私は2016春学期のEveningの授業と、2016秋学期の2-yearの授業でTAを務めました。
春学期のときは先輩に教えてもらいながらという感じだったのですが、この秋学期は経験者ということで、私ともう一人のチリ人のクラスメイトがTAチームのリーダー的な位置づけとなり、総勢12名のTAたちと一緒にTA業務、例えば授業に出席して出欠確認と学生の発言を採点、課題に関する質問メール回答と課題の採点、試験監督と採点、試験前のレビューセッションなどを行いました。

アルバイト程度のお給料というインセンティブはあるものの、どの学生もTAと並行して自分の授業や試験、就職活動があるのでそちらを優先したい気持ちがあり、12名もいるのにスケジュール調整に難航したり、普通の授業でのグループワークとはまた違った苦労を感じました。
教授と他のTAの間に立って調整するという、中間管理職的な難しさも経験しました。

行けると言っていたのにやっぱり行けないとか、分担した採点が期日までに終わらないとか、自由すぎるクラスメイトに驚かされることも多々ありましたが、この責任感の違いが価値観の違いなのかもしれません。。
とは言え、逆にシフト外のメンバーが手伝ってくれたこともあり、無事にすべての業務をこなすことができました。
特に、採点の時にランチが提供されると言うと名乗りを上げる人が多かったり、適切なインセンティブって大事だなと思いました(笑)

個人的には、レビューセッションの際に理解してもらえるように英語で説明するというのが本当に難しく感じました。
あとからもっとこう説明すればよかったと思うことも多くありましたが、人前でのプレゼンが苦手な自分にとっては良い経験になりました。
また、採点作業は一つの部屋に数名のTAが集まって行いましたが、お昼休憩中などに色々話したり、今まで接点のなかったクラスメイトと交流できたのもよかったです。
学期末には自分のテスト勉強もままならないのに人のテストを採点したり、拘束時間が長いので結構大変なのですが、終わってみると達成感は大きいです。
私は1つでもいっぱいいっぱいなのに、2つや3つのクラスのTAを掛け持ちしているクラスメイトもいて、できる人はできるんだな~と感心しました。

アプリカントの皆さまは受験プロセスもいよいよ大詰めを迎えているかと思いますが、寒いので体調にはくれぐれも気をつけて、悔いの残らないように頑張って下さい!