米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2017年10月2日月曜日

本プログラム2ヶ月間での学び

初めまして、Class of 2019HHです。

さて、今回は本プログラムが始まってからの2ヶ月程度でどのような学びがあったか、について書かせていただきます。その中でGBSの特徴もお伝えできたらと思います。

これまでのところ、我々1年生は全科目必修で、経済学、ファイナンス、アカウンティング、データ分析(統計学、DDA)、マーケティング、IMPACT3つ前の記事ご参照)、ストラテジーを履修しています。
個人的には、データ分析で学ぶ内容はかなり興味深いなと思っています。これまでR2が高い→最高!という程度にしか統計の知識がなかったため、日々の授業の内容がとても新鮮です。先月にあった最初の試験は統計の分析結果を見て何が言えるか、を書く記述式のもののため、日本人には過酷なものでしたが…。
一方、金融機関勤務というバックグラウンドもあり、ファイナンスやアカウンティングでは目新しい内容は限定的です。Electiveになると全く別と思いますが、少なくとも必修に限れば仕事を通じて得る知識の方が多いです。
自分の場合はそれがファイナンスやアカウンティングだっただけで、例えば経済学を専攻された方、コンサルティングファームにお勤めの方やマーケティングを担当されている方なども、必修レベルでは他科目で同様の感覚をお持ちになるのではないかと思います。
これはGBSに限らず、ビジネススクール全般に当てはまるかと思います。某人気校のアドミッションからも同様の指摘(業務の方が得られることが多いのでは?なぜMBAなの?)を受けたことがあります。
このことから、ビジネススクールが誰にとっても全てが新鮮な万能薬的なものではない、ということをまずはお伝えできるかと思います。

かといって、バックグラウンドとの重複があるクラスは時間が無駄、ということは全くありません。
自分の場合、チームメイト(61組のスタディグループ)から質問を受け、英語でファイナンスについて説明する機会が少なからずあります。また、チーム課題をリードすることもあります。これは、業務ではなかった経験であり、自分の理解の整理、英語での説明・議論の仕方とも大いに勉強になっています(まだまだ勉強中で、特に後者は先が長そうです)。
こういった純粋な知識以外のものを身につける機会は、学生間での活発なコミュニケーションを通じてもたらされるものであり、ビジネススクールの面白さ、貴重な経験の1つと捉えることができると思います。そして、チームワークを重んじるGBSでは、このような知識以外の部分での成長を促される機会も数多くあるのではないかと考えています。

アプリカントの皆様にとって、「何を学べるか」はランキングや所在都市などと並んで学校選びの極めて重要な要素だろうと思います。そして、特にソフトスキルに関するものはウェブでの情報収集だけだと中々ピンとこないかもしれません。少なくとも自分はそうでした。
そういった特徴を把握するためには、ぜひご関心をお持ちになった各校の日本人学生の方に直接問い合わせをしてみることをお勧めします。そして、その中でぜひGBS日本人在校生にもご連絡いただければと思います。我々の感じているところをお伝えさせていただきます。
堅苦しいですが、Why MBA? Why XXX school?に関する1つのアイデアを提供できればと思い書かせていただきました。
※念のためですが、各校とも選択科目になるとかなり専門性の高い内容を取り扱うと思われます。今回はあくまでも、ともすれば退屈になりかねない、バックグラウンドと重複する必修科目について触れている記事であることはご了承ください。

アプリケーション準備がますます多忙になり、プレッシャーも増すころかと思いますが、アプリカントの皆様はどうか体調にはお気を付けください。

GBSについてご質問やご相談等がございましたら、お気軽に以下のアドレスへご連絡下さい!
goizueta_jp_studentgooglegroups.com

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