米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2014年9月22日月曜日

Team WorkとManagement Practice

Class of 2016のSamと申します。

コアカリキュラムの中でも最も忙しいといわれるBlock2が始まり1週間が経ちました。Block2は履修科目が最も多いことに加え、来夏のインターンシップに向けた就職活動も本格化することから、多くの学生にとってタフな日々が続きます。(Block1-3の履修科目については昨年のこちらの記事をご覧ください)

そんな中でも各コア科目では多くのチーム課題が課されます。私のチームは全6人で、a.アメリカ人(数学教師でlaw schoolとのダブルメジャー・男性)、b.インド人(経済アナリスト・男性)、c.アメリカ人(金融・女性)、d.台湾人(監査法人・男性)、e.アメリカ人(NPO・女性)、f.日本人(事業会社・男性)という多様な組み合わせになっており、大学側もダイバーシティーやチームワークの重要性を意識していることを日々感じます。彼らとはコアカリキュラム中、全ての科目のチーム課題に同じチームで取り組みます。

多様なバックグラウンドを持つ彼らとのチームワークには各科目で学ぶ内容と同等かそれ以上の学びがあります。それまでの職務経験に起因する課題へのアプローチの違いは勿論のこと、文化的な背景から来る(?)チームワークへの取り組み方の違いに驚きと発見の毎日です。
例えば、ミーティング前に各自で結論を用意するのではなくミーティング中の議論を通じて結論を導くことを好んだり、個人のタスクが完了するとチームとして成果物ができていなくても他のことを始めたり、等々ありますが、それらの違いを受け止め、上手く乗り越えることが海外のMBAで学ぶ意義の一つなのだと個人的には感じています。

そしてこのチームワークへの取り組みをより効果的にする(とこれも私が勝手に思っている)のがManagement Practice(MP)です。先日のカジやぐっさんの記事(こちらこちら)でもこの科目について触れられていますが、特長はチームワークや問題解決といったソフトスキルに焦点を当てたクラスでありながら、理論に留まらずインターンシップまた卒業後の仕事での"Day1"から結果を残すことを見据えた実践的な内容になっている、ということにあります。Block1では、実際にプロジェクトを進めるにあたって、問題を定義し、効果的にチームワークを行いながら、提案を作る流れを体系的に学び、最終的にはBlock1開始の課題として作成した提案を再度纏めなおすということを以ってBlock1を締めくくりました。
この科目で学んだ問題解決・チームワークの手法は他の科目のチームワークでもそのまま活用できる内容であると個人的には感じており(問題で要求されていることの共通理解・チームでの役割分担)、その意味で実践の機会は豊富にあります。MPはBlock2-3も継続する科目ですので今後の展開が楽しみです。

また、秋学期のMP(必修)の後にはMP Electiveが春学期に開講され、マーケティング、ファイナンス、オペレーション等、各自の専門性に合わせた形で問題解決・チームワークについて掘り下げて学ぶことができます(所謂Hands-on型Projectのような形です)
(選択できる科目についてはゴイズエタのウェブサイトを、また昨年の事例についてはそれぞれこちらこちらの記事をご覧ください)


受験生の皆様は試験対策・レジュメ/エッセイの作成等多忙な日々を過ごされていることと思いますが、くれぐれもご自愛ください。また、どんな些細なことでも構いませんので質問等がございましたらお気軽に goizueta_japan2015@googlegroups.comまでご連絡ください。

とある朝のキャンパス