米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2007年10月26日金曜日

戦略的ビジネススクール受験~其の一

受験生の方もごらんになっていただいていることを期待して、受験時のことなどを少々書かせていただきます。

ちなみにこの内容は決してこうして成功した、ということではなく、このような考えに基づいてこうしてみた、ということですので、あくまで参考でお願いします。



面接について考えて見ましょう。



ところで、集合場所に友達が遅れてきたらどうしますか。

12時に上野で会う約束をしていたとします。

しかし12時過ぎても友達は来ない。

12時10分ころ友達から電話がかかってきて、

「ごめん、今まだ日暮里。あと5分くらいで着く。」

といわれたとします。

そのときどうしますか。

どのように反応しますか。

1. 「ふざけるな、早く来い。こっちはさっきから待っているんだ。」

2. 「いや特に急いでるわけじゃないから、ゆっくり来ていいよ。今から特に急ぐ必要ないよ。」

さてどのように反応するか。

これは深遠なテーマであります。

このような質問が面接が出てくることは、、、まずないでしょう。



簡単に1と2それぞれについて考えて見ましょう。



1.

当然ですね。友達は12時10分時点で電車の中です。

集合時間は12時。

つまり12時前には遅刻することはわかりきっていたはずです。

なぜ12時以前に連絡をしなかったのでしょうか。

このご時世友達は携帯電話を持っているわけです。

それも彼は電話魔でいっつも電車の中であろうとところかまわず電話をしている不届きものです。

しかしそれは彼の天性の性格のよさで補ってしまっているのですが。

彼は怒られて当然ですし、むしろ怒ることが友情かもしれません。

怒ったからって非難されることはありません。



2.

彼はすでに遅れています。

では今から急いだところで何か状況が変化するでしょうか。

電車の中でいくら走っても、早く着くわけではありません。

上野駅で降りてから走っても、そう変わりません。

つまり、実際に急いでいるかどうかはもはや関係ないのです。

しかも敵は上野駅、老若男女大勢います。

ぶつかって事故でも起こされたら約束どころではありません。

大体せっかく会うのに、いい気分で会いたいのは当然です。

もしかしたら今日に限って家庭の事情など、やむにやまれぬ事情があって遅れたのかもしれません。

ここで寛容な姿勢を示すことによって、人間の大きさを相手に知らしめることもできます。



つづく



KT