米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2007年10月27日土曜日

戦略的ビジネススクール受験~其の二

書き方からしても明らかですが、僕は2を選びます。

理由は過去より未来のほうが大事であり、自分がどう考えているかよりも相手がどう感じるかの方が大事だと思うからです。



で、テーマは面接なのですが、何がどう面接に関係しているのでしょうか。



僕の受験時は電話面接でした。

生まれて初めての電話面接だったので、はてどうしたものかと戦略的に考えてみました。

そこでまず考えたことは、自分から

How are you?

ということです。

相手はどう思うでしょうか。

アメリカ人は気軽にこの手の挨拶をしますが、日本人はこれが非常に苦手です。

つまりいわれることはあっても自分から言うことは非常にまれなのです。

意訳すると単なる「こんにちわ」に過ぎないのですが。

この時点で面接官は、「こいつはなんか違うぞ」と思うわけです。(そんな気がする)

では、そういわれた面接官はどう反応するでしょうか。

敵は英語のプロ(アメリカ人だから)です。

Good, how are you?

というに決まっています。

僕はこういいました。

Yeah, basically fine, but, you know, a little bit nervous.

そして面接官はこういいました。

I see what you mean.

Just relax a bit.

You'll be fine.

この時点で、敵は完全に「こいつは英語がしゃべれるかもしれない」と思うわけです。(そう思ってほしい。)



ここまでをまとめましょう。

これは実際にあったことなのですが、僕は完全にこの会話を予測していました。

相手はこう反応するしかないからです。

つまりこの時点で僕は作戦成功に有頂天になっていて、よって精神的なゆとりを手に入れることができたのです。

そして面接官は、明らか今までの日本人とは違う、会話ができるし、積極性がある、と認識しているのです。

これはかなりプラスです。

日本人で面接という受け身になりがちな場でこのようなことをいう人はほとんどいないからです。

帰国子女であるとか海外経験があるかどうかなどは関係ありません。

面接では、当然ながら英語力を含めた会話力も見ています。



長くなるのでまたつづく