米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2012年6月12日火曜日

MBA出願に向けて

Class of 2013のTomoakiです。



さて、今日はMBA受験を考え始めた方に向けて、MBA出願に必要な事項を書いてみます。

MBA受験を考えている人に参考になれば幸いです。





まず、出願の費用についてよく問われますが、これは本当に人それぞれです。

TOEFL受験料、GMAT受験料、キャンパスビジットにかかる渡航費は固定費として支払わざるをえませんが、特にエッセイの添削代は人によって異なってきます。



同じMBAに行った人でも費用は全然違っていて、30万円程度で済んだ人もいれば、300万円かかった人もいます。 社費留学でどれだけ会社が出願費用を負担してくれるのか、どの程度エッセイや面接準備などにコストをかけるのかによって変わってきます。





では、以下、7分類に分けて、MBA出願に必要な手続きを記載していきます。



��.TOEFL

MBAを含む外国人留学生の英語力を図るための試験です。Reading、Listening、Speaking、Writingの4分野に分かれており、最高点は120点になります。昔はペーパー試験もありましたが、今はPC上でのIBTという試験に統一されています。 

通常、4~5時間は拘束されるので、慣れない間は、試験が終わった後にへとへとになった覚えがあります。

何度でも受験できるので、志望校に届く点数に達するまで受け続けるという苦行のような生活が続きます。



点数のアシ切りですが、トップ校では105以上が必要最低限ですが、110点あれば強みになると思います。

中堅校は100点以上が必要になります。昔と比べて、予備校等で受験生が試験慣れしてきたので、平均点が高くなってきた印象があります。ちなみに、トップ校の1つKelloggでは2012年度の日本人生徒の最低点は106点でした。



勉強方法ですが、僕はReading、Listeningは独学で勉強して、Speaking、Writingはアゴス予備校に通いました。あとは、TOEFL用参考書で勉強するとともに、通勤時間にはi-phoneでCNNのポッドキャストを聞いてlisteningの勉強をしたり、自分の英語を録音・再生してspeakingの勉強をしていました。 

とはいえ、僕の点数は103点どまりだったので、あまり参考にはなりません。。orz





��.GMAT

TOEFLで一定の点数を取り始めて、英語に慣れてくると勉強し始めるのがGMATです。

遅くとも夏の8月頃には受験し始めるのがよいと思います。



GMATは、外国人だけでなく、アメリカ人の生徒も受ける数学と英語の試験です。

試験内容は、Quantitativeと言われる数学の試験、Verbalという英語の試験に分けられます。

更にVerbalは、Reading Comprehension(長文読解)、Critical Reasoning(ロジカルシンキング)、Sentence Collection(文法)の3類型があります。 この2つにAWAという英語のwritingが加わって、3つのセクションに分かれています。



最大の注意点は、1年間で5回しか受けられず、各受験の間には30日間のインターバルが必要になることです。

さらに、各試験結果が出願予定大学に送られてしまうので、TOEFLのように最高点だけをシレッと提出することができません。よって、計画的な受験が求められます。

点数のアシ切りは、トップ校で700点以上。600点台でも受かることもありますが、既述のKelloggでは660点がミニマムでした。中堅校では600点台中盤が求められます。



GMAT試験の特徴は、CATシステムという正解すると難易度が上がって、間違えると難易度が下がるというシステムが採用されている点です。難易度が高いレンジにいないと、高得点を出すことができません。

最初の10問程度の成否で方向性が決まってしまうので、最初に間違えると難易度の低いレンジにい続けて、点数が上がらないという悲劇的な現象が起きます。





��.エッセイ

MBA受験で一番大切な資料になります。

学校側からみると、アジアから何人、ヨーロッパから何人とあらかじめ各地域での合格者の人数を絞っているので、アジアで「●●はこの人が強い」と思わせることが必要になります。

ですので、他人とは違ったimpressiveな内容のエッセイが求められます。



平均的な日本人では、独力でエッセイを書きあげるのは難しいので、カウンセラーなどの力を借りることになります。カウンセラーは家庭教師のような存在で、どんな内容をエッセイに書くのかといった相談から、エッセイの文法修正までお願いする重要な役割を担います。



カウンセラーは職場の先輩やネット検索を駆使して探すことになりますが、僕はAccepted.comという会社を使いました。 シカゴ大学MBA出身で、夫が日本人というRobbieさんという人に見てもらいましたが、丁寧に対応してくれて満足しています。

他にも、Kelloggに入学した職場の後輩はEssayedgeという会社を使っていました。

僕は最初両方使っていましたが、個人的にはAccepted.comの方が親身になってくれたのでお勧めできます。





��.レジュメ

日本でいう履歴書です。

MBAでは1ページか、多くても2ページに収めることになります。

自分の職歴、学歴、私生活などを一覧してもらうため、エッセイと関連付けて記載する必要があります。 僕は、「3.エッセイ」で紹介したAccepted.comに見てもらいました。



��.推薦状

エッセイと同じくらい大事なのが推薦状です。

大きな判断として、自分のことをよく知っている人に推薦状を頼むか、または会社での「ポジション」が高い人に推薦状を頼むのかという点があります。

僕は、職場の高い地位にいる人に推薦状を頼むという戦略を取りましたが、これは個人の考えが大きく影響すると思います。





��.インタビュー対策

インタビュー対策には、話すネタを考えるフェーズと、英語でロジカルに話す力を開発するというフェーズがあります。

前者のフェーズは、エッセイ作成を行っていくと自然と話すネタも固まってくると思います。また、直前には、英語の新聞やニュースを見て、時事ネタを押さえておくといいと思います。

後半の英語で流暢かつロジカルに話すという点は、エッセイカウンセラーに電話で話をしたり、ネイティブの英会話教室を利用したりしました。



��.キャンパスビジット

僕は、キャンパスビジットの時期は、すでにシカゴのロースクールにいたので、シカゴから各都市にビジットしたため、あまり参考になりません。

ただ、通常は、会社で1週間程度の休みを取って、4~5校ビジットすることが多いようです。ビジットは大学の雰囲気を知ることと、インタビューの時にネタになるという意味で、大事だと思います。







最後に、スケジュールですが、MBAは出願時期によって1st round(年内),2nd round(1月~2月)と分かれています。通常、4th roundまでありますが、外国人の場合には、2nd roundまでの出願が推奨されていることが多いです。



一般的に、

留学を決めてから夏の間はTOEFLを受け続け、英語力が上がった8月頃にGMATを受け、同時期にエッセイ及び推薦状を書き始めて、年末には1st roundの出願を行い、年が明けてから2ndroundの出願を行うという形になると思います。





MBAの出願は本当に大変だと思いますが、その分留学後には得るものがとても多いです。

少しでも出願する際の助けになれば、幸いです。