米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2009年2月14日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百四十七
上の写真は先日のSupre Bowlのときの様子です。
2月1日だったのですが、カキ氷です。
室内はエアコンが利いており、熱気もあって暖かかったとはいえ、さすがにカキ氷を食べる気にはなりませんでした。
でも売れ行きはなかなか好調のようで、あっという間になくなっていました。
ちなみにこれらの食べ物はすべて無料です。
2月はBlack History Monthです。
その名の通り、アフリカ系アメリカ人の歴史を記念する月で、いろいろなイベントが行われます。
昨日はカラーラインと呼ばれるアフリカ系アメリカ人差別を破った最初の大リーグ選手であるJackie Robinsonを記念するちょっとしたショーが当校で行われました。
そこで、なぜか僕がJackie Robinsonの役をやることになったのです。
僕はアフリカ系アメリカ人ではないのですが、「人がいないし、別にいいじゃん。」という話になったので、面白そうだということでやってみました。
差別、憎しみなどが入り混じったすさまじいまでのブーイングの中、それに反応することなく静かにホームランを打つというシーンです。
ちなみに、今回は使いませんでしたが、僕が大好きなJackie Robinsonにまつわる逸話があるので紹介させていただきます。
短いものですが、アメリカでも非常に有名で、アメリカでのアフリカ系アメリカ人の歴史を色濃く反映しています。
Jackie Robinson: Are you looking for a Negro who is afraid to fight back?
Rickey: with guts enough not to fight back.
Brooklyn DodgersのBranch Rickey会長に「何があっても絶対にやり返したり、反応したりしてはいけない。」といわれたときの会話です。
かなりの意訳ですが、僕なりに訳すと以下のようになります。
「背中を向けることしか出来ない黒人を探しているんですか。」
「それでも強い意志を保てるのが君なんだ。」
そのあと、Jackieは黙って契約書にサインした、ということになっています。
Jackie Robinsonはファン、相手チーム、審判のみならず、時には味方からの差別に耐え、そして忍び、自分の能力を実際のプレーで示すことで少しずつ差別を拍手に変えていったのです。