米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年8月5日火曜日

アメリカ文化紹介~其の九十七



上の写真は先日友人と食べに行った寿司です。

久しぶりにおいしい寿司を食べました。

ただ、その分高かったのは確かですが。

こういう寿司にありつけるあたり、さすがニューヨークといった感じです。



さて、本日はニューヨークの毎日において気付いたことをいくつか紹介させていただきたいことがあります。

何回か紹介させていただいているMTA(ニューヨークの公共交通機関)のバス(「アメリカ文化紹介~其の五十六」参照)ですが、当然のことながら料金箱があります。

しかしこの料金箱というのは日本のバスのそれとはかなり違います。

まず、紙幣が入りません。

つまり、硬貨を用意しないといけないのです。

しかも、その硬貨も、クォーター(25セント硬貨)しか入らないのです。

他に入るのはMTAのカードだけです。

そのカードもバス内で買うことは出来ず、地下鉄の駅などにおいてある券売機まで行かなければ手に入りません。

というわけで、一回2ドルの料金を払うためにはクォーター8枚か、カードを用意しなくてはならないのです。

お釣りなどは一切出てきません。

僕は1ヶ月定期のようなものを買っているのですが、以前使用期限を知らずに乗ってしまったことがありました。

カードを入れる前にバスは出発してしまったので、動き出してから使用期限が切れていたことに気付きました。

僕はクォーター8枚も持ち歩いていません。

こういうときは、アメリカでは普通は車内の人に「両替できないか?」と触れてまわるのですが、朝早くて車内に人があまりいませんでした。

どうすればいいかと運転士に尋ねたところ、「次で降りろ」の一言でした。

仕方がないので、次の停留所で降りて、地下鉄の駅までカードを買いに行きました。

しかし、この料金箱が壊れているということがたまにあります。

すると、そのバスはただで乗れることになります。

このようなバスの盛り上がりは異様なものがあり、車内ではみんな「得したぜ」とばかりに、料金がただになったことを喜び合っています。

小さな幸せでも大いに盛り上がれるのがアメリカです。



最近ちょっと不愉快だったのは、突然頭上から火のついたタバコが落ちてきたことです。

マナーの悪い人というのはどこにでもいるもので、都会であればその率が高くなるのは当然のことかもしれません。

僕はそそくさとその場を立ち去りましたが、乳母車を引いていた女性は怒り狂っていました。

都会に生活するコストなのかもしれませんが、こういうことだけは勘弁していただきたいものです。