米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年4月13日日曜日

Goizuetaでの生活~其の六十



上の写真は一昨日行われたSilent Auctionのものです。

先日も紹介させていただいた寄付活動(「授業紹介~其の六十三」参照)の一環で、各企業や個人がそれぞれの品を寄付し、それをオークションにかけその掛け金が寄付にまわるという仕組みです。

Silent Auctionの「Silent」の意味は、言葉で競り上げるのではなく、紙に自分で金額を書いていくという仕組みだからだそうです。

オークションにかかった品ですが、具体的にはティファニーの宝石、フィリップスの薄型テレビ、僕たちがよくいくSkydiving場のチケット、Atlanta BravesのChipper Jones選手のサイン入り写真つきチケット2枚組み、Atlanta BravesのTim Hudson投手のサイン入りボール、Atlanta Hawksの選手のサイン入りバスケットボール、そのほか近所のレストランの食事券や、NFLの有名選手のサイン入りボール、テレビのショーの見学権などがありました。

つまり、これらの企業や個人がそれぞれの品を提供しているということです。

これは企業や個人にとっても大事な「宣伝活動」であり、「慈善事業に積極的である」という重要な意思表示です。

このように企業や個人の宣伝活動をうまく使った資金集めというのはアメリカのビジネスの典型ともいえるものであり、また日本で一番発達していない部分でもあります。

写真はこのオークションの趣旨を説明したビデオがちょうど終わったところで、ビデオではこの活動の対象が子供であること、ここで集めた資金によって子供がどれくらい助かるか、子供がどれほど募金を必要としているか、といったことが強調されていました。

ビデオのあとは口頭で、品を提供してくれた企業や個人の名前が紹介され、資金をどのように収集し、どのように送るかということが説明されました。



実際のオークションですが、僕もいくつかの品に名前と金額を書き入れました。

それなりの品が出揃っているだけあってどの品にもそれなりの値がついており、順調に競り落とされていきました。

このオークションには教授陣やプログラムオフィスのスタッフもそしてそれらの参加者の家族も参加しており、大盛況でした。

久しぶりに会う人も多かったので、自分が欲しい品に名前と金額を書き入れると、さっさとベランダに出てひたすら世間話をしていました。

ビジネススクールの重要な活動の一つ(最も重要なのかもしれませんが)はネットワーキングなのですが、このイベントも十分にネットワーキングイベントとしての役目を果たしていました。

また授業とは違うところでアメリカを学んだ一日でした。