米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年7月13日日曜日

アメリカ文化紹介~其の七十四



上の写真は今日通りかかったNBA Storeのものです。

ニューヨークの中心にあるのでよく通るのですが、今日は中にも入ってみました。

僕はNBAも好きなのですが、NBAファンにとっては夢のような場所です。



さて、昨日でMTA(ニューヨークの公共交通機関)の紹介を終わりましたが、MTAのバスで今日ちょっとした出来事があったので紹介させていただきます。。

家に帰ってくるときだったのですが、僕が降りる停留所の前で押しボタンを押し、「stop request(次の停留所で止まってくださいという合図)」を出しました。

ところが、そのバスは平気でその停留所を通り過ぎたのです。

急いで「stop requestを出したじゃないか。止まってくれ。」と言ったのですが、完全に無視されました。

すると僕の後ろに並んで降りようとしていたおばあさんも「何をやっているんだ、何で止まらないんだ。早くバスを止めてくれ。」と言い始めました。

運転手はやっと「本当にうるさいなあ」という感じで、「俺は停留所でしか止まらない、次まで待て。」と言いました。

おばあさんは「何を言っているんだ、stop requestが出ていたじゃないか。」と言ったのですが、また無視です。

おばあさんはかんかんに怒り、「あんたのミスだ、どうしてくれる。」と言いました。

それに対して運転手はなんと「元の停留所に戻りたければ反対方向へのバスに乗れ。必要ならトランスファー(乗換券)を出してやる。」と言いました。

当然のことながら、おばあさんは「じゃあそれにかかる時間はどうしてくれるんだ。」と言いました。

またもや運転手は無視していました。

ニューヨークのバスは停留所間の距離があまりなく、せいぜい数百メートルです。

しかし、おばあさんにとっては大変な距離でしょうし、バスを待つとしても、土曜日ということもあってバスはそんなに頻繁に来るとは限りません。

何より、運転手のミスであることは明らかです。



こんなに質の悪い運転手には初めて会いました。

おばあさんはバスを降りたあと、「あの運転手絶対に訴えてやる。」と言っていました。

ちなみに、当然人によりますが、裁判大好きのアメリカでも、普通はこの程度のことでは簡単に訴えたりはしません。

ただ、これをMTAに報告すれば運転手がくびになる可能性はあると思います。

実損はほとんどないのですが、ちょっといやな出来事でした。