米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年7月14日月曜日
アメリカ文化紹介~其の七十五
上の写真も昨日行ったNBA Storeのものです。
僕がファンであるBen Wallace選手の手形があったので、自分の手と比べてみました。
やはり桁違いの大きさです。
さて、今日は紹介させていただきたいことが山ほどあるのですが、大事なことから先に紹介させていただきたいと思います。
最近身近でちょっとした出来事がありました。
マンハッタンを歩いていたときに、アメリカ人とすれ違いざまに体が触れ合いました。
そしてその時にその人は眼鏡を落としてしまいました。
僕は「Sorry」と言って謝ったのですが、「大丈夫だ」というような感じだったので、その場を立ち去りました。
するとあとから追いかけてきて、「眼鏡が壊れたから弁償してくれ。」と言ってきました。
結論から先に述べさせていただきますが、絶対にお金を払ってはいけません。
この場合すべきことは、そのまま歩き続けることです。
すぐにあきらめて追ってこなくなります。
以下アメリカ人の弁護士の友達などから聞いてきた話をまとめさせていただきます。
まず、前提として、こちらに責任はないのでお金を払う必要はありません。
体が触れたのはお互いの責任であるにしても、眼鏡を手に持っていて、それを落としたのは、持ち主の責任です。
もしお金を払う必要があるのであれば、それなりの場所で解決すべきです。
しかし、この場合明らかに相手は日本人をターゲットにしてお金を取りに来ています。
よって、こちらがどんな論理展開をしようと向こうには関係ありません。
つまり、話し合いを始めた時点で向こうの術中にはまっているのです。
なので、歩き去るしか方法はありません。
向こうは暴力に訴えるような雰囲気を出して脅してくるかもしれません。
しかし、人前で暴力を振るうようなことをすれば分が悪くなるのはわかっていますから、脅すことはあっても、暴力を実際にふるうことはありません。
そんなことをして裁判沙汰にでもなったら損をするに決まっているからです。
アメリカだと銃を突きつけられると思う方もいるようですが、そのようなことはまずありません。
では、周りに人がいなかったらどうなるでしょうか。
この場合も同じで、相手を傷つけたら跡が残るので、そのようなことはしません。
逆に財布を出した瞬間に財布ごと奪われかねません。
財布を出した時点で「カモ」と認識されるからです。
向こうはとにかくお金がほしいのです。
特定の人から取りたいわけではないので、やりにくい相手だとわかった瞬間に、次の相手を探し始めるのです。
長くなりましてので、明日に続けさせていただきますが、どこで誰がこのような目にあうかわからないので、十分注意してください。