米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年6月2日月曜日

アメリカ文化紹介~其の三十七



上の写真は先日のWNBAのDreamの試合の様子(「アメリカ文化紹介~其の三十三」参照)前です。

どうやら写真右のほうに移っている私服の女性はベンチ入りしていない選手のようです。

NBAの場合はスーツで観戦することが多いようですが、もしかしたらドレスコードが違うのかもしれません。



さて、本日は以前紹介させていただいたWNBAの可能性(「アメリカ文化紹介~其の三十四」参照)の続きです。

この試合ではSean Kingstonという歌手を呼んでハーフタイムにミニライブが行われたのですが、これは必ずしも万人に受け入れられているわけではないと思います。

純粋に試合だけを観に来た人から見れば、歌手を呼んでくる費用の分入場料を安くして欲しいと考えるでしょう。

しかし、いわゆるそのような「玄人」は、NFL、NBA、MLBを含めて、そんなに多くはないというのが現状なのです。

よって、昨今のアメリカのプロスポーツはあらゆる面で「素人」受けするように作り変えられてきています。

イニングの合間のアトラクションや、ポストシーズンの拡張が象徴です。

つまり、スポーツではなく、スポーツを基にしたエンターテイメント化しているのです。

そうすることによって、そのスポーツのことを良く知らない「素人」ファンまでも巻き込むことが出来、その中で「玄人」ファンが阻害されてしまうのは致し方ないことなのです。

素人をターゲットにすることにより市場の拡大を図れますし、素人は数も多く、短い時間でひきつけることが可能だからです。

しかし、そのようなファンを根付かせるためには、玄人受けするコンテンツを提供しなければいけません。

そしてそれは一つ一つのプレーを含めた試合内容に他ならないのです。

素人はちょっと飽きるとすぐに離れていってしまいます。



というわけで、今のアメリカのプロスポーツはこのようなジレンマを大なり小なり抱えていると思うのですが、今回のDreamの試合はまさにそのジレンマを象徴したような試合でした。

それでも、アメリカでここまで注目されている女子のチームスポーツは他に思い当たりませんし、バスケットボールは誰でも気軽に、低コストで出来る楽しいスポーツです。

僕も微力ながらこれからもDreamを応援していきたいと思います。