米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年6月25日水曜日
アメリカ文化紹介~其の五十六
上の写真はニューヨークの公共交通機関であるMTAのバスのものです。
ニューヨークでは移動の手段はひたすらバスか地下鉄です。
車は持っていませんし、持つとかなり費用がかかり、また駐車場を探したりするのも大変そうです。
ニューヨークに住んでいる人はちょっとお金持ちになるとすぐにタクシーを使うようになりますが、僕にはそんな余裕はどこにもありません。
本日はMTAのバスを紹介させていただきたいと思います。
当然路線にもよりますが、アトランタと違いさすが大都会だけあってバスも頻繁に来ます。
アトランタでバスに乗るときは必ず時刻表をチェックしてから行きますが、ニューヨークではその必要は基本的にはありません。
バスの中も思いのほかきれいです。
以前はもっと汚れていて、いすなども古かったりした記憶があるのですが、今はかなり改善されているようです。
また、バス内の治安に問題があった時期もあったようですが、最近ではそういうことはあまりないようです。
ニューヨーク全体の治安も改善されているようです。
バスは結構くまなく走っているので、その意味ではかなり重宝しています。
ところが、一つ大きな問題があります。
それはバスの典型的な問題なのですが、「遅い」のです。
そして時間が計算できません。
これも路線によるのですが、多くのバスは2ブロックごとくらいに停留所があります。
人の乗り降りが激しいので、停留所でとまらないことはまずありません。
誰も待っていなくても、そして誰も「stop request」を出さなくても、運転手がバスを止める場合もあります。
そして、停留所に止まることにより、だいたい次の信号に引っかかります。
これでは時間がかかるはずです。
急ぐのならバスなんかには乗るな、ということでしょうか。
乗客の様子ですが、日本のように携帯電話を操作している人はほとんどいません。
ただ、アメリカではバス、電車内での携帯電話での通話は規制されておらず、携帯電話でずっと話をしている人は結構います。
また、寝ている人もいます。
アメリカでは、車内の治安に問題があったせいか、以前は車内で寝る人はほとんど見かけませんでした。
以前アメリカ人の友達に「日本人は車内で寝る」という話をしたときに、「日本人は働きすぎなんだ」といわれましたが、結局治安がよければ車内で寝たいのは同じのようです。
僕もよく車内で寝ます。
ちょっと長くなりそうなので、また後日続けさせていただきます。