米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年10月22日水曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十六



上の写真は最近のキャンパスの様子です。

最近は多少涼しくなってきたどころか、朝晩は寒いくらいです。

最低気温は10度以下になることが多く、5度という日もありました。

冬です。。。

しかし最高気温は20度を超え、昼間はTシャツ一枚で十分です。

ただ、そこで油断をしていると夕方過ぎから急速に気温が下がってきます。



今日はSDA (Strategic Decision Analysis)というクラスで価格設定のケーススタディがありました。

具体的には、一定価格制と変動価格制の比較です。

郵便料金などがその例であり、千代田区から千代田区に葉書を送るのと、千代田区から沖縄県に葉書を送るのではかかるコストは違うはずです。

しかし、実際に支払う郵便料金は一定です。

つまり、郵便料金の総和がコストの総和に一致すると仮定すると、千代田区に葉書を送るときには実際にかかるコスト以上の郵便料金を支払っており、逆に沖縄県に葉書を送るときには実際にかかるコスト以下の郵便料金ですんでいることになります。

このような競争を企業側からゲーム理論の枠組みで分析するというのが本日のケースでした。

非常に単純ではあるのですが、それでいて奥深い、よく出来たケースだったと思います。

結論としては、何らかの形で結託が可能である場合には一定価格制の方が企業にとって望ましく、結託が可能ではない競争状態下においては変動価格制の方が企業にとって望ましいということでした。

今日の授業は一年目に必修科目として履修したEconomicsやDIA (Decision and Information Analysis)の内容もかなり的確に反映させたものであり、その意味では非常に完成度の高いものでした。

毎回そううまく行くわけでもなく、また毎回そうされても面白くないのですが、たまには今日のようなきれいな授業も気持ちがいいものです。



さて、早くも今学期の後半になってしまいました。

時が経つのは早いもので、これからは学期末のpresentationの準備に追われることになりそうです。

しかも僕はまだ中間試験がすべて終わっていないので、そちらとの両睨みの日々になりそうです。