米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年10月24日金曜日

Goizuetaでの生活~其の百三十八



上の写真は本日当校で行われたLeadership Speaker Seriesの様子です。

The Bank of New York MellonのCIOであるLeo Grohowski氏を招き、最近の金融危機について約1時間のスピーチをしてもらいました。

ここのところ株価の落ち込みが激しいのですが、こういうときこそ投資の機会であることが多く、冷静に状況を判断して短期的な株価の変動や他のプレーヤーの動きに惑わされないことが重要である、とのことでした。

ただ、それが出来ないのが世の常であり、またそれに成功した人だけが残って、そうしようとして失敗した他人は市場を去るというのが金融の世界なので、やはり素人には手の出しにくい状況であることは確かです。



Sports ManagementではAtlanta FalconsのCFOであるGreg Beadles氏を招いて新球場建設に関する講義が行われました。

最近のプロスポーツの成功の鍵はこの新球場建設にかかっているといっても過言ではありません。

新球場を建設することで、ファンの注目をひきつけ、チケットの単価を上げ、広告収入や球場の命名権収入を期待することも出来ます。

Atlanta Falconsも今新球場の建設を検討しているところで、アトランタでは旬なトピックの一つです。

最近は新球場建設に税金を投入することが多く、逆に言えばそれだけプロスポーツの魅力が増しているということかもしれません。

アメリカというところはそのあたりは非常に単純で、税金の投入が議会を通らないことがそのチームの移転の引き金になったりします。

逆に税金の投入が議会を通れば、それは長期的にそのチームがその都市に残ることが確実になります。

最近のアメリカは非常に景気が悪いので、税金をそういうところに投入してもいいものかと思ってしまいますが、アメリカではプロスポーツチーム、中でもNFLのチームを引きとめられるのなら税金投入くらい仕方がない、というように考える人も多いようです。

確かに、今大人気のNFLのチームが地元からなくなるということはファンにとっては非常にショックでしょうし、税金という形で間接的に新球場建設資金を拠出するとなると、抵抗感も薄れるのかもしれません。